A.イグダーラ ベンチ出場に応じる条件は「ゴルフクラブセットとカンボジア人の母乳」
昨季ファイナルMVPを受賞したアンドレ・イグダーラのちょっと奇妙なつぶやきが、Twitterで大きな話題になっていた。
事の始まりは、米日刊紙『San Jose Mercury News』がウェブサイトに掲載したスティーブ・カーHCのインタビュー記事。その中でカーHCは、「来季もスタメンラインアップを変えるつもりはない」というコメントを残した。
「ファイナル第6戦後のパーティーでイグダーラにこう言ってやった、『おめでとう、MVP。君は素晴らしかった。でも来季はまたベンチに戻すからな』ってね。彼は笑ったし、私も笑った。言うまでもなくジョークみたいなものだ」
「だが、来季に向けて何かを変えるつもりはない。昨季のラインアップで67勝を挙げたんだ。チームのコアは変わらない。ほぼ全員が戻ってくる。だから来季も同じ方針でプレーする可能性が極めて高いと思う。ただ来季がどのように展開するのか分からない。様子を見るよ。だが幸いにもウォリアーズは、様々な組み合わせで、様々なスタイルのプレーができるチームだ。昨季を通して、そのことは証明されている」
– スティーブ・カー
カーのコメントに対して、昨季ファイナルで第4戦からスタメンを任されたイグダーラは、記事のリンクと共に突然トレードを要求するメッセージをツイート:
「ならば僕をトレードしてくれ」
多くのユーザーがジョークだろうと笑う中、本気で心配したファンもそれなりにいたようだ。するとそのわずか数分後、イグダーラはさっそく「ウソでした」と告白した。
https://twitter.com/andre/status/621830779304153088
「みんな騙されたな!」
続いて、ベンチ出場に応じるにあたっての交換条件を書き綴っていたのだが…。
「これからも僕をベンチ出場させる唯一の方法は…。1.左利き用のゴルフクラブセットが欲しい。2.カンボジア人の母乳も…」
– アンドレ・イグダーラ
!? もちろんジョークだが、それにしてもカンボジア人の母乳って…。
少し調べてみたところ、どうやら「カンボジア人の母乳」とは、米人気コメディアンのデイヴ・シャペルが出演したコントのセリフから引用したものらしい。ヒップホップの大御所P. Diddyに扮したシャペルが、「もしブロンクスに行って、カンボジアの移民から母乳を貰って来れば、スタジオを再開してやってもいい…」と言うシーンがあるそうだ。
そうとは全く知らなかったので、イグダーラの母乳ツイートにはかなり混乱させられてしまった。
参考記事:「San Jose Mercury News」