【FIBA2019】アルゼンチンが優勝候補セルビアを下し準決勝進出
史上初の大会3連覇を狙うチームUSAにとって最大の強敵になると予想されていたセルビア代表が準々決勝で敗退だ。
FIBAワールドカップでは9月10日、決勝トーナメントの第1試合が行われ、2次ラウンドグループI首位のアルゼンチン代表とグループJ2位のセルビア代表が対戦。アルゼンチンが97-87で勝利し、2006年の日本大会以来13年ぶりとなるベスト4進出を決めた。
予選無敗のまま準々決勝に臨んだこの日のアルゼンチンは、ファウルトラブルやリバウンドで苦戦しながらも、巧みなパス回しから高確率でスリーを沈めて主導権を掌握。中盤で何度かセルビアにリードを奪われる場面もあったが、1ゴール差で迎えた第4Q残り7分から13-4のランでリードを二桁に広げ、そのまま最後まで逃げ切った。
アルゼンチン代表は、キャプテンのルイス・スコラがチーム最多の20得点、ポイントガードのファクンド・カンパッソが18得点、12アシストで大活躍。チーム全体で22アシスト、スリー成功率44%を記録している。現時点で勝ち残っているチームの中で、ロスターに現役のNBA選手が1人もいないのはアルゼンチンのみだ。
▼カンパッソのスーパープレイ
敗れたセルビアは、ボグダン・ボグダノビッチがゲームハイの21得点で奮闘。ニコラ・ヨキッチは16得点/10リバウンド/5アシストとオールラウンドな数字をあげるも、5ターンオーバーとミスが多く、ディフェンス面でも苦戦していた。
次にアルゼンチンは、準決勝でアメリカ/フランス戦の勝者と戦う。
ボックススコア:「FIBA」