元オールスターのブレイク・グリフィン、1年ミニマムでセルティックスと契約へ
現地メディアによるとNBAでは現地9月30日、昨季イースト王者のボストン・セルティックスがベテランビッグのブレイク・グリフィンと契約合意に達した模様。契約内容は1年のベテランミニマムだという。
ブルックリン・ネッツに在籍していた昨季のグリフィンは、レギュラーシーズン56試合の出場(24試合でスタメン)で6.4得点、4.1リバウンドを平均。プレイタイムや平均得点/リバウンド/アシストで自己キャリアワーストの数字に終わり、ポストシーズンでもあまり活躍の機会を得られなかった。
今季のグリフィンが、優勝候補のセルティックスにどれだけ貢献できるかは未知数だ。
全盛期だった2010年代には、リーグ屈指のパワーフォワードとして通算5度のオールNBAチーム入りを達成。度重なる怪我により、当時の超人的な身体能力は失われてしまったものの、今でもパスセンスの高さは健在で、ストレッチ5としてもそれなりに板についてきている。
ただ問題はディフェンス面、特にガードにスイッチした際のペリメーター守備がやや不安で、セルティックスとの昨季プレイオフ第1ラウンドでは繰り返しターゲットにされていた。
▼全盛期のブレイク・グリフィン
セルティックスのデプスチャート
グリフィン加入により、保証契約下の選手が13人となった今季セルティックス。後2人でロスタースポットが埋まる。
今季セルティックスのデプスチャートは、現時点で以下の通りだ:
- PG:マーカス・スマート、マルコム・ブログドン
- SG:ジェイレン・ブラウン、デリック・ホワイト、ペイトン・プリチャード
- SF:ジェイソン・テイタム、サム・ハウザー
- PF:アル・ホーフォード、ダニーロ・ガリナリ(!)、グラント・ウィリアムズ
- C:ロバート・ウィリアムズ(!)、ブレイク・グリフィン(New!)
なお先発センターのロバート・ウィリアムズと、バックアップPFのダニーロ・ガリナリは現在負傷離脱中。ガリナリは膝前十字靭帯(ACL)損傷で今季を全休、ウィリアムズはひざの手術で今後8~12週間を欠場する見込み。セルティックスは2022-23レギュラーシーズンに臨むにあたって、フロントコートの補強が必須となる。
参考記事:「ESPN」