カリーとオルドリッジがリオ五輪出場を辞退、チームUSAのロスター状況は?
ゴールデンステイト・ウォリアーズのステファン・カリーが現地6日、今年の8月にブラジルのリオデジャネイロで開幕する第31回夏季オリンピックへの出場を見送ることを発表。またESPNによると、サンアントニオ・スパーズのラマーカス・オルドリッジも、手の怪我の回復に専念するため、アメリカ代表チームのロスターに参加しないことを決心したという。
「USAバスケットボールでの経験はとても素晴らしく、ためになり、楽しかった。だから今回の決断は、僕自身と僕の家族にとって極めて難しいものだった。しかしながら、最近の足首と膝の負傷を含む様々な要因を考慮し、現時点での僕のキャリアにとってはこれがベストな決断だと確信している。母国を代表して、“USA”を胸に付けるのは、この上ない名誉だ。でもバスケ関連の事柄で僕が今夏に最優先すべきは、体のケアに集中し、2016-17NBAシーズンに備えること」
– ステフィン・カリー
カリーとオルドリッジ以外にも、これまでにクリス・ポールやアンソニー・デイビスといったスター選手たちが代表入りを断念している。
現時点でのチームUSAロスター状況は以下の通り。
不参加確定
- ステフ・カリー: ひざと足首の怪我。
- ラマーカス・オルドリッジ: シーズン終盤で負傷した手が完治せず。
- クリス・ポール: 今年3月の時点ですでに代表入り辞退を発表している。理由は体の休養。
- ブレイク・グリフィン: プレーオフ第1ラウンド第4戦で左大腿四頭筋を負傷。完治までには数ヵ月を要するとのこと。
- アンソニー・デイビス: 今年3月末に左ひざを手術。練習復帰までに少なくとも3~4ヵ月かかるとされている。
- ジョン・ウォール: 5月に両ひざを手術。2016-17シーズン開幕までには復帰できる見込み。
- コービー・ブライアント: 輝かしいキャリアの締めくくりとして、コービーのリオ五輪代表入りを期待するファンも多かったが、本人は「若手たちの番だ」として1月の時点で辞退を発表。「僕は遠くから見守り、遠くからサポートするよ」
参加
- ケビン・デュラント: ESPNによると、現地6月6日のインタビューで代表候補参加の意思を表明。
- ジミー・バトラー: シカゴ・トリビューン紙の取材で、「もし代表に選出されるならプレーする」とコメント。
- ポール・ジョージ: 2014年夏の代表合宿では右足を骨折し、翌シーズンほぼ全休という不運に見舞われたPGだが、「僕の身体は『イエス』と言っている。僕の心、そして周りの人たちも『イエス』と言っている。だから前向きな気持ちだよ。挑戦してみたいんだ」とのこと。
50/50?
- レブロン・ジェイムス: 『ベイ・エリア・ニュース・グループ』によると、レブロンはジカ熱を懸念している様子。
- ラッセル・ウェストブルック: レブロンと同じく、ジカ熱を懸念か。
他に代表に選ばれる可能性が高いと見られている選手は:
・ジェイムス・ハーデン
・クレイ・トンプソン
・ドレイモンド・グリーン
・カワイ・レナード
・カイリー・アービング
・デマーカス・カズンズ
・デイミアン・リラード
・アンドレ・ドラモンド
また、アンドレ・イグダーラやケビン・ラブ、カーメロ・アンソニー、ケネス・フェリード、デマー・デローザン、マイク・コンリーらもロスター候補に挙げられており、最終的に12選手が選出される。
Image by Juan Pelegrín/Flickr
参考記事:「CBS Sports」