デラベドバの地元オーストラリアに「デラベドバ・ドーム」が誕生するかも
デラベドバ旋風がいたるところで巻き起こっている。数年前にNBAを熱狂させた「リンサニティ」にも届きそうな勢いだ。
オーストラリアの現地メディアによると、マシュー・デラベドバの出身地であるヴィクトリア州メリーバラのバスケットボールスタジアムが、新たな地元ヒーローにちなんで球場を改名する話を検討しているという。
その名も「デラベドバ・ドーム」。2面コートの小規模な施設ではあるが、デビューわずか2年目の若手現役選手がこんな待遇を受けるのは珍しい。少し気がはやい気もするが、ヴィクトリア州シャー・オブ・セントラル・ゴールドフィールズの地方公共団体会長は、デラベドバはすでに十分な活躍をした、と語る。
「あのスタジアムは、デラベドバが技術を学んだ場所。メリーバラのバスケットボール協会が、デリーの名前にちなんでスタジアムを改名すべきだと提案している。彼はメリーバラの街を世界に知らしめてくれた。素晴らしいことだ」
メリーバラは、オーストラリア南部ヴィクトリア州の内地に位置する人口7600人程度の小さな町。デラベドバはここで4歳の頃からバスケを始め、17歳まで過ごした。小さい頃は、オーストラリアンフットボールやサッカー、テニス、フィールドホッケーなど、いろいろなスポーツに挑戦したそうだが、常にバスケットボールがナンバー1だったらしい。
▼幼少期のデラベドバ
▼キッズリーグ時代のデラベドバ
▼16歳のデラベドバ
報道によれば、メリーバラ住民たちは今季NBAファイナルに沸いており、地元の子供たちは学校を休んでデリーの勇姿を観戦しているという。
デラベドバは、ファイナル3試合で9.7得点、3.7リバウンドを平均。第1戦は0得点に終わったが、カイリー・アービング離脱以降の第2,3戦では9得点と20得点を獲得しており、それぞれで試合の流れを大きく変えるファインプレーを決めた。
Thumbnail by Keith Allison/Flickr
参考記事:「CBS Sports」