【FIBA】開催国スペインがベスト8で敗退、フランスが準決勝へ
2014FIBAワールドカップの開催国で、アメリカの最大の対抗馬といわれたスペインが、10日の準々決勝でフランスに敗北した。
これまでの大会6試合すべてを圧勝し、グループ予選ではフランスに24点差で勝利したスペインだが、この日はアウトサイドのシュートがまったく決まらず、思うようにペースを掴めなかった。
試合は終始フランスが主導権を握る形で展開。スペインは第3Q中盤で一時逆転に成功するなど最後まで善戦するも、3点ビハインドで迎えた第4Q残り2分からフランスに10-0のランを許してしまい、まさかの準々決勝敗退を喫した。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
フランス | 15 | 20 | 7 | 23 | 65 |
スペイン | 15 | 13 | 15 | 9 | 52 |
▼スペイン対フランス、準々決勝ハイライト
フランスは、スパーズのボリス・ディアウが15得点、5リバウンドをマーク。13リバウンドを獲得したユタ・ジャズのルディ・ゴベールは、第4Qを通して素晴らしいディフェンスを披露し、守備面でフランスの勝利に大貢献した。
▼勝利を祝して記念撮影するチーム・フランス
一方のスペインは、パウ・ガソルがゲームハイの17得点を挙げ奮闘したものの、他に2桁台の得点を記録できたのはフアン・カルロス・ナバーロのみ(10得点)。チーム全体でスリーポイント成功率9%(22本中2本)と攻撃面で精彩を欠いた上、リバウンド数でも50-28とフランスに圧倒された。
活躍が期待されたマーク・ガソルとセルジ・イバカの2人は、合計で5得点、6リバウンド、フィールドゴール成功数14本中2本と散々な結果に終わっている。
パウ・ガソルは試合後、「とても辛く、悔しい敗北だった。僕たちはすごく期待されていたし、これまでは良い試合ができていたからね」と心境をコメント。
「いつが最後の試合、最後のトーナメントになるのかはわからない。50歳までプレーしたいけど、無理だろうね。有望な若手選手も育っているし、将来的にスペインは良いチームになると確信している」
– パウ・ガソル
勝利したフランスは、12日に準決勝でセルビアと対戦する。
Image via fiba.com