グリズリーズがデイブ・イェーガーHCを解雇
メンフィス・グリズリーズが現地7日、2013年からの3シーズンでチームのヘッドコーチを務めたデイビッド・イェーガーHCを解雇したことを発表した。
これはさすがに驚いた。ついにグリズリーズのフロントオフィスが正気を失ったかとも思ったが、解雇にはそれなりの理由があった様子。Yahoo SportsのAdrian Wojnarowski記者によると、イェーガーは3年間で2度にわたり、他のチームと契約交渉をする許可をグリズリーズに求めたという。
グリズリーズのクリス・ウォレスGMは、今回の解雇について、「持続可能な長期的成功のために必要となる強力な文化を確立するにあたって、全力を注いでくれるリーダーシップが必要だと信じているからだ」とコメントしている。
「今回の決断は、デイブの試合でのコーチングとは関係ない。彼はゲーム・マネジメントにおいて、称賛に値する仕事をしてくれた。しかしながら、NBAヘッドコーチの仕事は、48分の試合を指揮するだけではない」
– クリス・ウォレスGM
一方でイェーガーHCも、今季限りでグリズリーズから去ることを前から考えていたのかもしれない。プレーオフ敗退が決定した翌日のシーズン最後の記者会見では、今年のドラフトプロセスに関与するかと質問された際に、「ノー」と答えていた。
デイビッド・イェーガーは2013-14から2015-16の3シーズンでグリズリーズを指揮し、147勝99敗を記録。報道によると、サクラメント・キングスがイェーガーの獲得を狙っているという。グリズリーズはマイク・コンリーのFAも含め、今夏は課題が山積みだ。
しかし考えてみれば、ペリカンズのモンティ・ウィリアムズをはじめ、ロケッツのケビン・マクヘイル、キャブスのデイビッド・ブラット、そして今回のイェーガーと、昨季プレーオフでウォリアーズに敗れたチームのヘッドコーチが、この1年間で続けて解雇されることとなった。次は…。
参考記事:「Yahoo Sports」