ハーデンが11年ぶりに5得点に届かず、ネッツがキングスに敗れ6連敗
ケビン・デュラントを怪我で失ったブルックリン・ネッツの低迷が止まらない。
現地2月2日、ネッツはゴールデン・ワン・センターで行われたサクラメント・キングス戦に101-112で敗北。1月23日のウルブズ戦から6試合連続で落とし、イースト6位に転落した。
この日の試合では、オールスターのジェイムス・ハーデンが37分の出場で12アシストをあげるも、スコアリングでFG11本中2本の4得点と大苦戦(6ターンオーバーでフリースロー0本)。近年NBA最強のスコアラーであるハーデンが5得点未満に終わったのは、オクラホマシティ・サンダーに在籍していた2011年1月19日のナゲッツ戦以来11年ぶりとなる。
自身の連敗を7で終わらせたキングス(19勝34敗)は、ハリソン・バーンズの19得点、バディ・ヒールドとデイビオン・ミッチェルの18得点をはじめ、合計7選手が二桁得点をマーク。第3Q終了時には83-86でトレイルしていたが、最終ピリオドを20-15の大差で上回って3週間ぶりの白星を手にした。
1月半ばにデュラントが離脱してから2勝7敗と大失速中のネッツ(29勝22敗)はハーデンの他、ニック・クラクストンが自己最多の23得点/11リバウンド/5ブロックで奮闘。もう1人のスターであるカイリー・アービングもFG15本中5本とリズムを掴めず、14得点に終わっている。
左ひざの内側側副靱帯挫傷で離脱中のデュラントが戻ってくるのはまだ少し先。シーズン後半戦に向けて不安要素だらけのネッツだが、ハーデンは試合後に「心配していない」とチームの現状について前向きに語った。
「こんな状況に陥っているのは、チームの全員が揃っていないためだ。今の僕らは、どのラインアップが最適なのか、どの選手がフィットできているのかを探っているところ。オールスターブレイク後にロスター全員が復帰し、そこから正しい方向へと進めることを期待している」
デュラントさえ戻ってくれば確実に優勝候補のネッツだが、このまま順位を落とし続けてプレイ・イン・トーナメント参加、さらにプレイオフ第1ラウンドでバックスもしくは76ersと衝突するシナリオだけは避けたいところだろう。
ボックススコア:「NBA」