キャブスがホークスに敗れ今季初黒星
アトランタ・ホークスが現地8日、クイッケンローンズアリーナで行われたクリーブランド・キャバリアーズ戦で、前半に奪ったリードを守りきり、110-106で勝利。キャブスは開幕7試合目にして初敗北を喫し、これで今季リーグから無敗のチームがいなくなった。ホークスがキャブスに勝利するのは、レギュラーシーズンとプレーオフを含めて、2015年3月以来初で12試合ぶりとなる。
試合は、ホークスが第2Q終盤あたりから主導権を握り、第4Q残り8分30秒で15点のリードを獲得。そこからキャブスは、カイリー・アービングの8連続得点で息を吹き返すと、14-2のランで猛反撃を展開し、一気に1ゴール差の接戦に持ち込んだ。ホークスはデニス・シュルーダーの活躍で再び点差を広げようとするも、レブロン・ジェイムスとアービングのスリーを食らい振り切ることができず、さらに残り時間25秒にはケビン・ラブに3点プレーを決められ、108-106の2点差にまで迫られる。
この時点で、ショットクロックと終了ブザーの間には1~2秒ほどしか差がなかったが、キャブスはファウルをせずに、ボールハンドラーをトラップして、ポゼッションを取り返すことを選択。対するホークスは、ケント・ベイズモアがショットクロックを6秒残したやや早いタイミングで放ったコーナーショットが見事に決まり、キャブスの追い上げから逃げ切ることに成功した。
ホークスは、シュルーダーがキャリアハイの28得点、6アシスト、FG成功率62.5%をマーク。さらに終盤にクラッチショットを沈めたベイズモアとポール・ミルサップは、それぞれ25得点と21得点で大貢献している。
他には、ドワイト・ハワードがインサイドの守備で活躍し、トリスタン・トンプソンを17-2でアウトリバウンド。チーム全体では、19ターンオーバーとミスが多かったものの、フィールドゴールを50.6%の高確率で決めてカバーした。
▼シュルーダーのキャリアハイ
今季6勝1敗となったキャブスは、アービングが29得点、ケビン・ラブが24得点/12リバウンドを記録。レブロンも第3ピリオドの16得点を含む23得点、9リバウンド、5アシスト、3スティールで奮闘したが、チームの3P成功率が26.2%と冴えず、逆転まであと一歩届かなかった。
ハワードの加入によりインサイドが強化されたホークスは、昨季以上にキャブスと戦えるチームになったかもしれない。過去2シーズンのプレーオフでの対戦ではリバウンド確保に苦しんでいたが、この日の試合では50-39で上回っている。
ただやはり問題は、キャブスのロングレンジをどうやって防ぐか。この日も成功率こそ低かったものの、合計で42本のスリーを打たれており、普段なら決まりそうなオープンショットも多かった。
ボックススコア:「NBA」