ミッチェルとコンリーのシーズンハイ得点でジャズがキングスに辛勝、ウェスト首位キープ
現地11月2日、ユタ・ジャズが本拠地ビビント・アリーナで行われたサクラメント・キングスとの試合に119-113で勝利。シーズン6勝1敗でウェスト単独首位に浮上した。
終始一桁点差を争う接戦となった試合は、ドノバン・ミッチェルが36得点、マイク・コンリーが30得点でそれぞれ自己シーズンハイを記録し、ジャズを勝利に牽引。第4Q残り5分でキングスに逆転されたジャズだったが、見事なボール回しから2連続スリーですぐにリードを奪い返すと、終盤ではフリースローをしっかりと沈めて逃げ切った。
ジャズはミッチェルとコンリーの他、ルディ・ゴベアが12得点、20リバウンド、4ブロックで活躍。絶不調のジョーダン・クラークソン(FG11本中1本の3得点)をはじめベンチユニットが精彩を欠いたが、ペイントエリア得点54-46、リバウンド数59-38とインサイド争いでキングスに大差をつけて勝利に繋げた。
黒星ながらもトップチーム相手に最後まで善戦したキングス(3勝4敗)は、ハリソン・バーンズがチームハイ23得点をマーク。ジャズとは反対にベンチ陣がスコアリングで奮闘し、バディ・ヒールドが19得点、新人のデイビオン・ミッチェルが18得点をあげている。
ジャズ絶好調
2021-22シーズンのジャズは、リーグ首位の成績だった昨季以上の好スタートを切っている。
開幕7試合を終えた時点で、オフェンシブレーティングがリーグ5位の111.8、ディフェンシブレーティングがリーグ4位の99.7。100ポゼッションあたりの得失点差(ネットレーティング)では、マイアミ・ヒートに次ぐリーグ2位の+12.1を記録している。
また今季6勝の内の4試合は二桁点差の快勝。3試合で対戦相手のスコアを100点未満に抑えており(王者バックスを含む)、シーズン唯一の黒星は現在イースト1位のシカゴ・ブルズとのロードゲームだった。
今季のジャズでは、昨季に球団史上初のシックスマン賞に輝いたジョーダン・クラークソンがFG成功率33.6%、スリー成功率20.0%とシューティングスランプの真っただ中。キープレイヤーの1人が絶不調の中、これだけの好成績を収めているので、ジャズはクラークソンが復調すればもっと恐ろしいチームになる。
ボックススコア:「NBA」