ウォリアーズのクレイ・トンプソンが1月9日のキャブス戦で2年半ぶりの復帰へ
スプラッシュブラザーズがついに復活する。
ゴールデンステイト・ウォリアーズは現地1月8日、クレイ・トンプソンが翌日9日に本拠地チェイス・センターで行われるクリーブランド・キャバリアーズ戦でアクティブロスターに入ることを正式に発表。トンプソンにとって約2年半、941日ぶりの公式戦出場となる。
トンプソンは2019年6月に行われたNBAファイナル第6戦で左膝前十字靭帯断裂の怪我を負い、翌2019-20シーズンを全休。2020-21シーズンでの復帰を目指してリハビリに励んでいたが、今度は2020年11月に右アキレス腱断裂の重傷を負い、再び長期の戦線離脱よ余儀なくされた。
▼「I’m back!」
トンプソンは、1試合のスリー成功数(14本)と1ピリオドの得点(37得点)でNBA最多記録を保持。チームメイトのステフィン・カリーと並んでリーグ史を代表するシューターの1人であり、怪我前までは5年連続でオールスターに選出されていた。
▼理想的なシュートフォームの持ち主
膝前十字靭帯断裂とアキレス腱断裂というバスケットボーラーにとって最悪とも言える怪我を立て続けに経験したトンプソン。年齢(31歳)を考えると怪我前のレベルまで完全復活できるかは不明で、試合の感を取り戻すだけでもそれなりに時間がかかるだろう。
ただ、最近カリーがスランプ気味のウォリアーズにとっては、仮にクレイが以前の70%だとしても大きなプラスになるはずだ。現地9日のチェイス・センターはお祭り騒ぎになるに違いない。
「ブラザーがコートに戻ってくることを考えると懐かしい気持ちになるよ…。みんながお気に入りのクレイの思い出を教えてくれ!」
– ステフィン・カリー
2年以上のブランクがあるトンプソンだが、チームメイトのホワン・トスカーノ・アンダーソンによると、シュートタッチは少しも失っていない様子。最近に行われたチームの練習試合では、43秒間で12得点を決める場面があったらしく、それを目の当たりにしたトスカーノ・アンダーソンは「このチームにはこんなことができる選手が2人もいるのか」と驚愕したという。
参考記事:「ESPN」