コービー・ブライアント、キャリア最後のセルティックス戦で34得点の大奮闘
現地3日にステイプルズ・センターで行われたボストン・セルティックス対ロサンゼルス・レイカーズ戦、コービー・ブライアントはいつにも増して気合が入っていた。
この日のコービーは試合中にほとんど笑顔を見せることなく、終始真剣な表情でプレー。107-100で敗れたものの、33分の出場でゲームハイの34得点を記録する大活躍をみせた。
レイカーズのバイロン・スコットHCは試合後、「ゲームを通してあれほどシリアスだったコービーを見たのは久しぶり」とコメント。
「彼の仕草や表情を見ればわかっただろう。今夜のコービーはまさに真剣だった。対戦相手に笑いかけることもなく、口数も少なかった」
– バイロン・スコットHC
コービーがこれだけ燃えていた理由は、今季ホームゲームが残りわずか(2試合)しかないのと、なによりも相手がセルティックスだったのが大きい。
コービーは2008年と2010年のNBAファイナルでセルティックスとチャンピョンシップリングをかけて2度対戦。1度目は2勝4敗で敗北したが、2度目は7試合に渡る死闘の末、ホームコートでリベンジを果たした。コービー自身も、キャリアで獲得した5度のチャンピョンシップの中で、2010年ファイナルでの勝利が最も重要な意味を持つと語っている。
「僕たちは長年の歴史、ライバル関係の一部だったんだ。セルティックスに(ファイナルで)2度負けたチームとして歴史に刻まれるなんてありえない。これまでの両チームの歴史を考えれば、許されることじゃない。だから5つ目のチャンピョンシップを勝ち取ったということ以上に、数十年にわたり続いてきたライバル関係と球団の記憶を失望させないことが重要だった」
– コービー・ブライアント
▼コービー vs. セルティックス
「グリーン(セルティックス)との対戦がこれで最後なんて、不思議な気持ちだ」
3日の試合はセルティックスが勝利して、今季プレーオフ進出を確定。アイザイア・トーマスが26得点、ジェイ・クロウダーが22得点をそれぞれ獲得した。
ボックススコア:「NBA」