コービー44得点もレイカーズ惨敗、J.リン「コミュニケーション、信頼、努力の欠落が問題」
現地16日に行われたロサンゼルス・レイカーズ対ゴールデンステイト・ウォリアーズ戦で、コービー・ブライアントは最高にコービーらしいアグレッシブなプレーをみせた。
31分の出場時間で34本中15本のシュートを成功させ、第3Q終了までに44得点を獲得。2009年以来初となる50得点到達まであとわずかというところだったが、第4Qにコービーがフロアに戻ることは1度もなかった。なぜなら第3Q終了時点でウォリアーズに36点の大量リードを奪われており、とっくに決着はついていたからだ。
序盤からエンジン全開だったウォリアーズは、試合開始わずか8分にして17点のリードを奪取。その後も一切攻撃の手を緩めることなく、見るに耐えないレイカーズ大虐殺を展開し、最終的に136点を挙げて完全勝利を収めた。
▼11月16日、レイカーズ対ウォリアーズ戦ハイライト
この日のウォリアーズはペイントエリア内で54点をスコアして、6選手が二桁台の得点をマーク。ステファン・カリーは30得点、15アシストでチームを牽引し、控えフォワードのマリース・スペイツは24得点を記録した。またボールムーブメントも非常に良く、チームトータルで36アシストを挙げている。
一方のレイカーズはターンオーバーこそ少なかったものの、コービー以外のスターターが精彩を欠き、4人の合計でフィールドゴール35本中10本成功のわずか27得点。ディフェンス面でもウォリアーズに簡単なレイアップを許す場面が何度もあり、この日のレイカーズからはチームケミストリーが微塵も感じられなかった。
▼以下、すべて35秒間での出来事
コービーは34本という大量のシュートを放ったことについて、次のようにコメント:
「そんなにシュートを打たなくても済むのなら、そのほうがいい。だが、目の前で起こる惨劇を何もせずに傍観するわけにはいかないんだ」
コービーは14日のスパーズ戦で14本中1本というキャリアワーストのFG成功率を記録し、レイカーズは敗北した。反対にウォリアーズ戦では山ほどシュートを打ち山ほど得点を決めたが、それでもチームは惨敗。
試合後のレイカーズロッカールームには、これまでにないほど落胆した表情でチームの現状を語るジェレミー・リンの姿があった。
「攻守両面で協力し合ってプレーしなくてはならない。それがバスケットボールだ。もし僕が個人的なことを気にかけながら試合に臨めば、それはチームにとって有害となる」
– ジェレミー・リン
さらに、簡単なフィールドゴールを大量に許してしまった原因について:
「問題はとても根が深い。今は正しく機能していない部分がたくさんある。最初に思いつくのは、コミュニケーション、信頼関係、そして努力。この3つだね」
– ジェレミー・リン
今季のレイカーズは予想よりもはるかに深刻な泥沼にはまり込んでいる。
参考:「YouTube」