2016年10月/11月のNBA月間賞: レブロンとウェストブルックが最優秀選手
NBAが現地12月1日、2016-17シーズン10~11月のプレーヤーズ・オブ・ザ・マンス、並びに月間最優秀ルーキー賞の受賞者を発表した。
プレーヤーズ・オブ・ザ・マンス
・EAST:レブロン・ジェイムス
イースタンカンファレンスは、クリーブランド・キャバリアーズのレブロン・ジェイムスが、昨季2月から4ヵ月連続、キャリア通算33回目(歴代最多)の受賞を果たした。
レブロンは、10月と11月に出場したシーズン開幕15試合で平均23.5得点、9.3アシスト(リーグ3位タイ)、8.1リバウンドを記録。その間に、すでに昨季の合計数と同じ3回のトリプルダブルを達成し、10試合で10アシスト以上をあげた。平均FGアテンプトでキャリア最小、平均得点でルーキーシーズン以降で最も低い数字となっているが、平均アシストではキャリアベストとなっている。
レブロンは、現地12月1日にキャリア通算アシスト数で元セルティックスのボブ・クージーを超え、歴代16位に浮上。また現地11月11日のワシントン・ウィザーズ戦では、過去に9人しか到達していないキャリア通算2万7000得点突破を史上最年少で達成した選手となった。
・WEST:ラッセル・ウェストブルック
ウェスタンカンファレンスは、31.2得点、11.3アシスト、10.5リバウンドとトリプルダブルを平均し、サンダーを開幕12勝8敗に導いたラッセル・ウェストブルックが受賞。NBAによると、シーズン最初の20試合で合計500得点/200リバウンド/200アシストを獲得したのは、オスカー・ロバートソンに次いで史上2人目だという。
今季のウェストブルックは、今季リーグ合計のちょうど半分となると9回のトリプルダブルをたった1人で獲得している。
ルーキー・オブ・ザ・マンス
イーストは、2014年のドラフトから2年の休養期間を経て、ついに待望のデビューを飾ったフィラデルフィア・76ersのジョエル・エンビードが受賞した。
今のところ出場時間が25分前後に制限されているエンビードだが、デビュー最初の1ヵ月で今季ルーキー最多となる18.2得点、7.8リバウンド、2.42ブロックを平均。合計で4回のダブルダブルを達成し、現地11月19日のフェニックス・サンズ戦では、FG14本中9本の成功でシーズンハイの26得点をマークした。ポストアップやディフェンスだけでなく、シュートレンジも広く、12試合で3P成功率50%(30本中15本)を記録している。
▼ベスト・オブ・エンビード
ウェストは、2016年ドラフトで全体7位指名を受けたデンバー・ナゲッツのジャマール・マレーが獲得した。
デビューから17本連続でシュートを外し、5試合目でようやくNBA初のフィールドゴール成功と、ややスローなスタートを切ったマレーだが、11月中盤から一気に調子を上げ、開幕18試合で10.4得点、2.8リバウンド、2.1アシスト、3P成功率41.6%を平均。22日のブルズ戦から3試合連続で20得点を超える活躍をみせるなど、高いポテンシャルを披露した。
▼2016年10/11月のトッププレー
参考記事:「NBA」