レイカーズ対ピストンズ戦で乱闘寸前のアクシデント、レブロンがフレイグラント2で退場処分
現地21日に行われたロサンゼルス・レイカーズ対デトロイト・ピストンズ戦で、試合が15分以上中断となるアクシデントが発生した。
きっかけとなったのは、第3Q序盤でのレブロン・ジェームズによるファウル。ピストンズのフリースローの際、アイザイア・スチュワートのボックスアウトを振り払おうとしたレブロンの左手が相手の顔面を直撃。故意に殴られたと感じたのか、スチュワートが顔から血を流しながら暴走してしまう。
一時は冷静さを取り戻したかのように見えたスチュワートだが、一瞬の隙をついてまるでアメフトのランニングバックのようにレブロンに向かって突進。チームメイトやコーチングスタッフが必死に制止したため、事なきを得た。
ビデオ判定の結果、裏拳を放ったレブロンは危険なプレイをしたとしてフレイグラント2で退場。また状況を悪化させる行動を取ったとして、スチュワートも退場処分となる。
▼問題のファウル
しばらくスチュワートの怒りは収まらず、正面突破が無理と判断すると、今度は裏口からレブロンに奇襲を仕掛けようと走った。
レブロンのファウル故意だったのかどうか判断するのは難しい。揉め事の原因となった2人には出場停止の追加処分が科される可能性もある。
なおここから試合は、レイカーズ(9勝9敗)がレブロン退場時の12点ビハインドから巻き返して121-116で勝利。アンソニー・デイビスが30得点/10リバウンド、ラッセル・ウェストブルックが26得点/10アシスト/9リバウンドのダブルダブルでチームを勝利に導いた。
一方で敗れたピストンズ(4勝12敗)は、ジェレミー・グラントがゲームハイの36得点をマーク。新人のケイド・カニングハムが13得点、12リバウンド、10アシストでキャリア初のトリプルダブルを達成している。
ボックススコア:「NBA」