レブロンが『プレイ・イン方式』に不満 「最初に提案した人間をクビにすべき」
プレイオフ最後の椅子を争うフォーマットとして昨季からNBAで新たに導入された「プレイ・イン・トーナメント」。この新方式について、ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズがやや厳しい口調で苦言を呈した。
現地2日に行われたトロント・ラプターズ戦の試合後の記者会見でのこと。残りレギュラーシーズンで「コンディション調整と順位のどちらを大事にしたい?」と質問されたレブロンは、「もし自分が100%、もしくはそれに近い状態になれないのであれば、順位は関係ない」と回答。その際に、プレイ・イン方式に対する本音をポロっと漏らしてしまった。
「(プレイ・イン・トーナメントを)最初に提案した人間は解雇されるべきだ」
-レブロン・ジェームズ
今年のプレイ・イン・トーナメントは、各カンファレンスのレギュラーシーズン最終順位で7位~10位のチームが参加。まず7位と8位が戦い、勝利したチームが7位シード確定。続いて7位/8位プレイ・インの敗者は、9位/10位の勝者とプレイオフ最後の椅子を争う。
プレイ・イン・トーナメントについては賛否両論ある。レブロンの他にも、マブスのルカ・ドンチッチや球団オーナーが、「プレイ・インの必要性が理解できない」と批判的な声をあげていた。
今季の暫定スケジュールでは、5月16日にレギュラーシーズンが終了。18日から21日にかけてプレイ・イン・トーナメントが行われ、22日からプレイオフに突入する。
プレイ・イン・トーナメントは、7位/8位のチームが1~2試合の勝敗でポストシーズンから弾かれる可能性があるだけでなく、プレイオフに向けて選手を休養させる期間がゼロになる。
ミニ・プレイオフ的な注目の試合が追加されるので、リーグやファンからすれば大歓迎かもしれないが、7~8位シードからの参加を余儀なくされる(特に7位シード)チームからすれば、たまったもんじゃない。
なお同日の試合は、レイカーズが114-121でラプターズに敗北。レブロンは治療中の右足首に違和感を覚えたとして、第4Q途中で負傷退場した。
現地5月2日の時点で、マブス、レイカーズ、ブレイザーズの3チームはそれぞれ36勝28敗。タイブレークの関係で、暫定的にマブス5位、レイカーズ6位、ブレイザーズ7位となっている。
参考記事:「ESPN」