ひざ負傷から復帰のレブロンがトリプルダブル、デイビスも好調のレイカーズがニックスにOTで勝利
直近5試合で1勝4敗と低迷中だったロサンゼルス・レイカーズが現地2月5日、本拠地クリプトドットコム・アリーナで同じく不振続きのニューヨーク・ニックスと対戦。オーバータイムに及ぶ死闘の末、112-115でニックスを下し、今季成績を26勝28敗とした。
レブロン復帰
同日の試合では、レブロン・ジェームズが膝の怪我から6試合ぶりに復帰。40分の出場で24本中13本のFG成功から29得点、13リバウンド、10アシストのトリプルダブルをあげる大活躍を見せた。
レイカーズはレブロンの他にも、アンソニー・デイビスが28得点/17リバウンド/4ブロック、マリック・モンクが29得点をマーク。前半の大量得点差から巻き返す大逆転劇を演じる。
21点ビハインドから逆転
この日のレイカーズは、前半に外のシュートがまったく決まらず、第2Q残り2分を切ったところで21点ビハインド。絶望的な状況に立たされるが、前半ラスト2分間を9-3のランで締めくくって息を吹き返すと、第3Qを31-13で上回って一気に逆転。その後も主導権を維持し、第4Q残り1分17秒で7点リードを奪取する。
だがそこから、ラッセル・ウェストブルックやモンクらが決勝点になり得たフリースローに連続で失敗。ニックスに巻き返しのチャンスを与えてしまい、試合をオーバータイムに持ち込まれるが、OTではレブロンのアシストからテイレン・ホートン・タッカーやトレバー・アリーザがビッグショットを決めて、何とかレブロンの復帰戦を白星で飾った。
一方で敗れたニックス(24勝29敗)は、RJ・バレットがキャリアハイ36得点、ジュリアス・ランドルが32得点/16リバウンドのダブルダブルで奮闘。特にバレットは、第4Qのラスト1分間でハイライトプレイを連続で決めている。
ウェストブルックにブーイング
レブロンとデイビスがマックスプレイヤーに相応しい大活躍でチームを牽引した一方で、ビッグスリーのもう1人であるラッセル・ウェストブルックは絶不調。FG10本中1本の5得点に終わり、勝負所のオーバータイムではベンチに下げられた。
第2Q中盤にウェストブルックがバンクショットをエアボールした際には、本拠地のアリーナから盛大なブーイング。
さらに第4終盤でウェストブルックがコーナースリーを打とうとした(打ってミスした)際には、観客席から「ノー!!」と悲鳴が上がった。
今季のウェストブルックは、54試合の出場で18.4得点、7.8リバウンド、7.7アシストを平均。スタッツだけを見れば“ビッグスリーの3番手”として十分な数字と言えなくもないが、今季レイカーズの年俸最多額(4420万ドル)に見合うだけの活躍ができているかと問われれば否だろう。
現在レイカーズはウェスト9位だが、プレイ・イン・トーナメントを回避できる6位シード(ナゲッツ)からはわずか3ゲーム差。もしレブロンとデイビスがプレイオフまで万全のコンディションを維持できれば、カンファレンス上位チームにとって悪夢の第1ラウンドマッチアップになりそうだ。
ボックススコア:「NBA」