グリズリーズが19点差を跳ね返してウォリアーズの無敗をストップ、モラントは再び30得点
メンフィス・グリズリーズの若きフランチャイズエース、ジャ・モラントの快進撃が止まらない。
今シーズン開幕4試合の時点でリーグ首位となる30.5得点を平均していたモラント。オーバータイムに及んだ現地28日のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦でも30得点の大活躍を見せ、グリズリーズを最大19点ビハインドからの逆転勝利(104-101)へと導いた。
前半はウォリアーズのトラップに苦しみ、わずか7得点に抑えられていたこの日のモラントだが、第3Qにピリオド18得点で大爆発。第4Qと延長戦では再びスコアリングが失速するも、OT残り57秒には見事なスピンムーブでディフェンスを突破し、事実上の決勝点となるレイアップを決めた。
モラントは30得点に加えて、7リバウンド、5アシスト、4スティールをマーク。グリズリーズのテイラー・ジェンキンスHCは試合後、「彼は選手として、リーダーとして大きく進化した」と、若きエースの成長ぶりを絶賛している。
今やモラントはリーグで最もエキサイティングな選手の1人だ。
常にポスタライズダンクを狙いに行くアグレッシブな性格に、多種多様なムーブでディフェンダーを手玉に取るスキルと身体能力を持ち合わせたプレイヤー。それでいて、決して自分勝手なプレイをすることのないセルフレスなプレイスタイルがファンを魅了する。
不運な怪我さえなければ、今季モラントのオールスター選出は確実だろう。
シーズン3勝2敗としたグリズリーズはモラントの他、デズモンド・ベインが19得点、ジャレン・ジャクソンJr.が15得点で勝利に貢献した。
カリーが再び終盤無得点
一方で今季初黒星を喫したウォリアーズ(4勝1敗)は、ステフィン・カリーがゲーム最多の36得点、8アシストをマーク。第3Qを終えたところで36得点に到達と絶好調だったが、第4QとOTの正念場では大失速してしまい、6本連続でショットをミスしてしまった。
▼前半は無双状態
なおここ3試合でのカリーは、第4Q~オーバータイムで1点も取れていない。
同日のウォリアーズはカリーの他、アンドリュー・ウィギンスが16得点、デミオン・リーが14得点を記録。二桁得点に届いたのはわずか3選手に終わった。
ボックススコア:「NBA」