ジョーダンとコービーの共通点: 試合中にレジー・ミラーを殴ったことがある
コービー・ブライアントとマイケル・ジョーダンは選手として似ている部分がとても多い。コービーがジョーダンのプレーに強く感化されたというのは本人も認めているところで、以前ジョーダンも「私と比べるのに値する選手はコービーだけ」と語っていた。
プルアップやフェイダウェイといったプレースタイルだけでなく、ストイックなメンタル、リーダーシップの取り方など、2人の共通点は山ほどあるが、その中には「レジー・ミラーを試合中に殴った経験がある」というのも含まれる。
▼ジョーダン vs. レジー(1993年)
▼コービー vs. レジー(2002年)
ジョーダンの場合は、ミラーに体当たりをされたことに腹を立て、つかみ合いになった末、先に手を出している。現在のリーグなら即退場の行為だが、この時のジョーダンにはフレイグラント1すら与えられず、反対にミラーとペイサーズのボブ・ヒルHCが退場処分となった。
ただリーグは後日、ジョーダンに対して1万ドルの罰金と1試合の出場停止処分を課している(ミラーには6000ドル罰金で出場停止はなし)。
一方でコービーの場合は、何が揉め事のトリガーになったのかはっきりわからない。当時の新聞記事によると、試合終了のブザーの後、コービーからミラーに殴りかかったという。2人には1万ドルの罰金と、2試合の出場停止処分が下された。
コービーの言い分によれば、2人は試合を通してトラッシュトークを交わしていたそうだが、最後にミラーがバスケットボールに何の関係もないプライベートなところにまで踏み込んできたため、間違ったアクションを起こしてしまったとのこと。「ミラーは僕のことを何も知らない。これからは決して馬鹿と口論しないようにする」と厳しいコメントを残しながらも、「出場停止処分は当然の結果だ」と自らに非があったことを認めて謝罪した。
90年代と00年代のベストスコアラー2人にそれぞれ殴られた経験がある選手は、恐らくミラーしかいないはず。
Image by Keith Allison/Flickr
参考記事:「Reddit」