サンダーが76ersとのトリプルOTに勝利
今シーズン初のトリプル・オーバータイム突入となった現地15日のオクラホマシティ・サンダー対フィラデルフィア・76ers戦は、第3OT残り9秒にアンドレ・ロバーソンがラッセル・ウェストブルックのアシストからレイアップを決め、サンダーが119-117で勝利。これでサンダーは、12月に入ってからの8試合中6試合で白星をあげ、今季勝率を14勝14敗の5割に戻した。
この日の試合は、レギュレーションの大部分で主導権を握ったサンダーが第4Q中盤で11点リードを奪い、そのまま敵地で快勝を収めるかと思われたが、対するシクサーズはラスト5分間で失点を0に抑えつつ、11連続得点で猛反撃を展開。延長戦に持ち込むと、第1OTでもシクサーズの優勢が続き、残り1分20秒で5点リードと勝利を掴みかけるが、今度はサンダーが5連続得点で巻き返し、第2OTに突入する。
▼エンビードがラスの決勝アテンプトをブロック
第2OTに入ってからは、それまで不調気味だったラッセル・ウェストブルックのシュートが決まり始め、一気に試合をテイクオーバー。第2OTで決着をつけることはできなかったものの、ジャンプショットやレイアップを次々と沈めながら、大事なリバウンドを抑えるなど、出場時間が50分に達するにもかかわらず、疲れを一切感じさせない気迫のプレイでサンダーを牽引し、最後はロバーソンへのアシストで勝利につなげた。
▼ラスのスタミナは底なし
勝利したサンダーは、ウェストブルックが27得点、18リバウンド、15アシストでトリプルダブルを達成。第2OTと第3OTの10分間で、チームの17得点中11得点をあげる勝負強さを見せた。他には、ポール・ジョージとカーメロ・アンソニーがそれぞれ24得点、レイモンド・フェルトンが4本のスリーを沈めて14得点をマークしている。
エンビードは49分出場
敗れたシクサーズ(14勝14敗)は、腰の不調のためフロアに立てるかわからなかったジョエル・エンビードが、キャリア最多となる49分の出場時間でゲームハイの34得点、8リバウンド、6アシストを記録。第4Qに怪我を悪化させ、足を引きずるようなシーンも何度か見られたが、正念場では一度もベンチに下がることなく、第1~第3OTに12得点をあげながら攻守でチームを引っ張った。
エンビードが40分以上出場したのは今回が初。今季シクサーズは、エンビードが30分以上出場した試合で7勝6敗、エンビードが欠場した試合では1勝4敗となっている。
エンビードの他には、J.J.レディックが19得点、ベン・シモンズが12得点/11アシスト/9リバウンドで奮闘した。
▼試合後もウェストブルックとエンビードはトラッシュトーク
ボックススコア:「NBA」