ハーデン47得点、ロケッツがクリッパーズを破り5連勝
ヒューストン・ロケッツが現地13日、本拠地トヨタ・センターで行われたロサンゼルス・クリッパーズ戦に102-93で勝利。連勝を5に伸ばして、ウェスト2位タイに浮上した。
この日の試合では、ジェイムス・ハーデンが47得点で大爆発。13本中7本のスリーポイントショットを沈め、さらにロケッツの7点リードで迎えた第4Q残り50秒には、カワイ・レナードからボールを奪い取りタイソン・チャンドラーへのロブパスを決めて勝利を確実にした。
今季のハーデンは開幕5試合で3P成功率が20%とややスランプ気味だったが、それ以降の6試合では84本中35本のスリーを沈めており、現在は成功率が31.8%にまで回復。11試合で平均38.2得点をマークと、昨季を上回るペースで得点を積み上げている。
もしかしてウィルト・チェンバレンに次ぐ史上2人目のシーズン40PPG選手が誕生するのではと本気で思えてきた(チェンバレンは1961年に50.4得点、1962年に44.8得点を平均)。
ロケッツはハーデンの他、ラッセル・ウェストブルックが17得点を記録。クリント・カペラが12得点、20リバウンドのダブルダブルで勝利に貢献した。
一方で敗れたクリッパーズ(7勝4敗)は、カワイ・レナードが今季自己最多となる41分の出場で26得点、12リバウンド、7アシストをあげている。
ラスがビバリーを痛烈にディス
ラッセル・ウェストブルックは試合後、パトリック・ビバリーの守備についてキツイ一言:
「みんなはパット(ビバリー)に騙されてるよ。アイツが良いディフェンダーとかありえない。奴は誰もガードしていない。ただ走り回っているだけで、実際は何もしていない」
ウェストブルックとビバリーの因縁は深い。
すべての始まりは2013年プレイオフのウェスタンカンファレンス第1ラウンド。2年連続ファイナル進出を狙う1位シードのオクラホマシティ・サンダーと、ハーデン加入1年目だった8位シードのヒューストン・ロケッツのシリーズだ。
サンダーの1勝0敗で迎えたシリーズ第2戦の前半、ウェストブルックはビバリーとの接触プレイで右ひざの半月板を損傷。ウェストブルックは残りのプレイオフを全休することになり、その結果サンダーは第1ラウンドを何とか勝ち抜くも、次のウェスト準決勝でグリズリーズに敗退する。
このアクシデントにより、デビューから続いていたウェストブルックの全試合出場記録が終了。しかもこの日は、ユーロリーグから這い上がったルーキーのビバリーがNBAで初めて先発出場した試合だった。
それ以降、ウェストブルックとビバリーは直接対決する度に揉めている。これからも2人の因縁は続きそうだ。
ボックススコア:「NBA」