ルディ・ゴベアがシーズン再開第1号のフィールドゴールをゲット
ルディ・ゴベアの新型コロナウイルス感染発覚をきっかけに中断となっていた今季NBAが、ルディ・ゴベアのレイアップで再開となった。
NBAでは現地7月30日、約4か月半ぶりとなる公式戦がオーランドのHPフィールドハウスで行なわれ、第1試合でウェスト4位のユタ・ジャズと9位のニューオリンズ・ペリカンズが対決。試合最初のポゼッションでは、ジャズのゴベアがカウント・ワンスローでゴール下のショットを決め、記念すべきシーディングゲームでのFG第1号を記録する。
続くペリカンズポゼッションでは、新人のザイオン・ウィリアムソンが同じくファウルを受けながらレイアップをねじ込んでアンサーした。
試合は、ジャズが第3Q終了時の10点ビハインドから巻き返し、終盤の大接戦の末に106-104で勝利。決勝点を決めたのもゴベアで、同点で迎えた第4Q残り6秒に2本のフリースローを沈めた。
シーズン再開初戦を白星で飾ったジャズは、ジョーダン・クラークソンがベンチからチームハイの23得点、ドノバン・ミッチェルとマイク・コンリーがそれぞれ20得点をマークして活躍。ゴベアは、14得点、12リバウンド、3ブロックを記録している。
▼試合前の国歌斉唱では、「Black Lives Matter」のTシャツを着た両軍の選手とコーチたちが肩を組みながら膝を立て、人種差別問題に対する抗議のジェスチャーを発信。また試合で着用されたユニフォームには、プレイヤーの名前に代わりに「Equality(平等)」や「Freedom(自由)」といった社会正義のメッセージがプリントされていた
ザイオンに出場時間制限
敗れたペリカンズは、ブランドン・イングラムがチーム最多の23得点、JJ・レディックが21得点で奮闘。試合終了のブザーと同時に逆転を狙ったイングラムのスリーは、一瞬入りかけるもリムに弾かれてしまった。
ザイオン・ウィリアムソンはFG8本中6本成功と調子良さげだったが、コンディション調整のために出場時間制限が設けられ、わずか15分の出場。終盤のクラッチタイムは、残念ながらベンチから見守る形となった。
ウィリアムソンは負傷しているわけではない。プレイ時間の制限が設けられている理由は、ウィリアムソンが家庭の事情で2週間前にオーランドの隔離エリアを離脱し、ほとんどチーム練習に参加できていなかったためだ。
▼短い出場時間ながらも才能光るファインプレイを披露
これでペリカンズは、8位のメンフィス・グリズリーズとの差が5ゲームに拡大。レギュラーシーズンは残り7試合で、次は8月2日に強豪のロサンゼルス・クリッパーズと対戦する。
ペリカンズがプレイオフ最後の一枠を争う「プレイ・イン・ゲーム」への出場権を得るには、レギュラーシーズン終了時点でカンファレンス9位になり、なおかつ8位との差が4ゲーム以内でなければならない。
ボックススコア:「NBA」