【FIBA2019】スペインがセルビアを撃破し大会5連勝
グループステージを席巻していたセルビア代表に最初の黒星をつけたのは、世界ランク2位のスペイン代表だった。
9月8日、中国で開催中のFIBAワールドカップ2019では、2次ラウンドのグループJからスペインとセルビアが対決。スペインが81-69でセルビアを下して大会成績を5勝0敗とし、無敗での決勝ラウンド進出を決めた。
この日のスペインは、ゾーンディフェンスを軸にした鉄壁の守備でセルビアオフェンスを封じ込めて主導権を掌握。第1Q終了時こそ7点ビハインドを背負っていたが、第2Qを32-17で上回って逆転すると、後半からは大部分で二桁リードを維持したまま快勝を収めた。
▼スペインvsセルビア戦ハイライト
スペインは、リッキー・ルビオが19得点/5リバウンド/4アシスト、マーク・ガソルが11得点/6リバウンド/6アシストと、NBA組がオールラウンドな活躍でチームを牽引。特にチーム守備が素晴らしく、第2Q以降はそれぞれのピリオドでセルビアの得点を20点未満に抑えている。
一方のセルビアは、ボグダン・ボグダノビッチがゲーム最多の26得点、10リバウンド、6アシストで大奮闘するも、二桁得点に達したのはボグダノビッチ1人のみ。チームの大黒柱であるニコラ・ヨキッチは、スペインのゾーンディフェンスに苦戦してあまりインパクトを残せないまま、第3Qにテクニカルファウルで退場処分となった。
▼ヨキッチの退場
なおこの日の試合に敗れたセルビアも、すでに決勝トーナメントへの進出は確定している。トーナメントでは、一回戦でスペインがポーランドと、セルビアがアルゼンチンと戦う。
ボックススコア:「FIBA」