ラッセル・ウェストブルックがFIBAワールドカップ代表を辞退
オクラホマシティ・サンダーのラッセル・ウェストブルックが、8月末からスペインで開催される2014FIBAワールドカップへの参加を断念することとなった。Yahoo Sportsが報じている。
世界トップレベルの爆発力をW杯の舞台でみれないのは少し残念だが、やはりシーズンを優先すべきなので仕方がない。代表入りすれば、7月のトレーニングキャンプに始まり、8月の親善試合ツアー、9月のFIBA本戦と、丸々2ヵ月のコミットメントが必要となる。
昨季プレイオフでの平均26.7得点、7.3リバウンド、8.1アシストという活躍っぷりをみる限り、ウェストブルックの体調にこれといった問題はなさそうだ。しかもまだ25歳と若い。
とはいえ過去14ヶ月間で3度も膝の手術を受けたのも事実で、やはり大きな不安が残る。大事を取って出場辞退したのは正しい選択だろう。
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本人の気持ちを別にすれば、そもそもウェストブルックがリスクを冒してまで出場する理由はない。それほどアメリカ代表候補は充実しまくっている。デリック・ローズ、カイリー・アービング、ステファン・カリー、デイミアン・リラードの誰かがウェストブルックの代わりに先発ポイントガードを務めることになるだろう。
ウェストブルックは2010年FIBAと2012年オリンピックに出場し、両大会で金メダルを獲得した。今回は見送ることとなったが、2016年のリオデジャネイロ五輪で代表復帰を希望しているという。
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参考記事:「Yahoo!Sports」