【オールスター2015】ライジングスター・チャレンジはワールドチームがUSAチームに勝利
現地13日に行われたオールスターフライデーのライジングスター・チャレンジは、ワールドチームが121対112でUSAチームに勝利。ゲームMVPには、カナダ出身のルーキー、アンドリュー・ウィギンスが選出された。
昨年まではルーキーと2年目の選手が戦う形式だったライジングスター・チャレンジだが、今年は1~2年目の選手たちがアメリカチームと国際チームに分かれて対決。以下の選手がそれぞれのチームの先発5人に選ばれた。
USA | ワールド | |
G | エルフリッド・ペイトン (マジック) |
デニス・シュローダー (ホークス) |
G | ビクター・オラディポ (マジック) |
アンドリュー・ウィギンス (ウルブズ) |
F | ケンテイビアス・カルドウェル=ポープ (ピストンズ) |
ヤニス・アデトクンボ (バックス) |
F | コーディ・ゼラー (ホーネッツ) |
二コラ・ミロティッチ (ブルズ) |
C | ナーレンズ・ノエル (シクサーズ) |
ルディ・ゴベール (ジャズ) |
試合内容はこれまでとあまり変わらず個人技が主なエキシビジョンマッチだったが、形式を変えたことで両チームのバランスが均等になり、従来よりも少し面白さが増した印象だ。とはいえ、パス回しやディフェンスはやはり適当で、この日は両チーム合計で51回のターンオーバーを記録している。ただそんな中でも、ワールドチームでフランス出身のルディ・ゴベールは、後半にとてつもなく長いウィングスパンを活かした素晴らしいブロックショットをみせてくれた。
またこの日は、ウィギンスとザック・ラビーンのウルブズコンビが豪快なダンクを披露。今年のライジングスター・チャレンジにはダンクコンテスト参加者の4人全員が出場した。
▼シュローダー×ウィギンスのアリウープ
▼ザック・ラビーン
ワールドチームは、MVPのウィギンスがチームハイの22得点を獲得し、ゴベールは18得点、12リバウンドのダブルダブルを記録。ヤニス・アデトクンボは12得点/10リバウンド/5アシストをマークするオールラウンドな活躍をみせた。他にもデニス・シュローダー(ドイツ)が13得点/9アシスト、ミロティッチ(モンテネグロ)が4本のスリーを決め16得点と、ワールドチームはスターター全員が二桁台の得点を記録している。
一方のUSAチームは、ラビーンとビクター・オラディポがそれぞれ22得点をマーク。ジャズPGのトレイ・バークは17得点、4アシストを獲得した。
▼アンドリュー・ウィギンス、ライジングスター戦ハイライト
ただのエキシビジョンゲームとはいえ、ワールドチームがUSAチームを破ったことに時代の変化を感じる。一昔前に比べて、海外選手のレベルは格段に上がった。ライジングスターのロスターを見ても、USAチームに少しも劣らないどころか、むしろワールドチームの方が充実している気さえする。
試合後、TNTコメンテーターのチャールズ・バークレーとシャキール・オニールは、「海外の選手の方が基礎がしっかりしている」とコメントした。
参考記事:「NBA」