カール・アンソニー・タウンズ、満票で2015-16シーズン新人王に
NBAが現地16日、ミネソタ・ティンバーウルブズのカール・アンソニー・タウンズが2015-16シーズンのルーキー・オブ・ザ・イヤーに選出されたことを正式に発表した。
アメリカとカナダのNBAメディア関係者130人の投票の結果、タウンズは1位票数130票で650ポイントを獲得。1984年のラルフ・サンプソン、1990年のデビッド・ロビンソン、2011年のブレイク・グリフィン、2012年のデイミアン・リラードに次いで、満票で新人王を獲得した史上5人目のプレーヤーとなった。またウルブズにとっては、昨季のアンドリュー・ウィギンスに続き、2年連続でのROY受賞となる。
2位には363ポイントでニックスのクリスタプス・ポルジンギス、3位は59ポイントでナゲッツのニコラ・ヨキッチが選出された。
▼2016年ROY投票結果
プレーヤー | Pts | |
1 | カール・アンソニー・タウンズ (ウルブズ) |
650 |
2 | クリスタプス・ポルジンギス (ニックス) |
363 |
3 | ニコラ・ヨキッチ (ナゲッツ) |
59 |
4 | デビン・ブッカー (サンズ) |
49 |
5 | ジャリル・オカフォー (76ers) |
34 |
タウンズは、今季全82試合に平均32.0分出場し、18.3得点(ルーキー1位)、10.5リバウンド(ルーキー1位)、2.0アシスト、1.7ブロック(ルーキー2位)、FG成功率54.2%、FT成功率81.1%でオールラウンドに大活躍。ルーキーのビッグマンとしては、ブレイク・グリフィン以来の優秀な数字を残し、史上8人目となるシーズン月間新人賞の総なめを達成した(他は、デビッド・ロビンソン、ティム・ダンカン、レブロン・ジェイムス、カーメロ・アンソニー、クリス・ポール、ブレイク・グリフィン、デイミアン・リラード)。
▼タウンズと過去のROY受賞者比較
(得点/リバウンド/アシスト/ブロック)
▼2月10日TOR戦、キャリアハイ35得点
今季のタウンズは、アンドレ・ドラモンド、ラッセル・ウェストブルックに次いで、リーグ最多3位となる51回のダブルダブルを獲得。20歳の新人ながら、すでに実力はNBAトップクラスのビッグマンと言っていいだろう。ウルブズは2004年以来12シーズンのプレーオフ不参加が続いているが、低迷期から抜け出せる日もそう遠くはないはず。
ソース:「NBA」