デジャンテ・マレーがスパーズと4年の延長契約!!
2016ドラフト組の有力選手たちが、次々と延長契約を獲得している。
まず今オフからプレシーズンにかけて、ジャマール・マレーがナゲッツと5年/1億7000万ドル、カリス・レバートがネッツと3年/5250万ドル、パスカル・シアカムがラプターズと4年/1億3000万ドルでそれぞれ延長契約を締結。そしてシーズン開幕前日の現地10月21日には、デジャンテ・マレーがサンアントニオ・スパーズと正式に延長契約を交わした。
現地メディアの報道によると、マレーの延長契約は完全保証の4年/6400万ドル。新契約が始まるのは2020-21シーズンからなので、マリーは少なくとも今後5年間はスパーズユニフォームを着ることとなった。
ジャマール・マレー(5年/1億7000万ドル)やパスカル・シアカム(4年/1億3000万ドル)のサラリーを考えると、マレーの延長契約はそこそこ割安に感じる。2人に比べてオフェンス力は大きく劣っているものの、マレーはプロ2年目の2017-18シーズンに史上最年少でオール・ディフェンシブ・チーム入り(2ndチーム)するほど優秀かつ将来有望なペリメーターディフェンダーだ。
もちろん深刻な怪我(右膝の前十字靭帯断裂)からの復帰という大きな不安要素はあるが、スパーズのフロントオフィスはプレシーズンでのプレイを見て「大丈夫」と判断したのだろう。もしマレーが延長契約を結ばないままシーズンに臨んで完全復活し、来夏に制限付きFAとなっていたなら、他のチームから4年/6400万ドル以上のオファーシートを提示されていたかもしれない。
▼マレー自身も延長契約を報告
https://twitter.com/DejounteMurray/status/1186444579035402241
「サンアントニオ、僕たちはさらに4年間を共にすることになった。スパーズの球団から世界中のファンたちにいたるまで、愛情と忠誠心を与えてくれた皆にこの上なく感謝しているよ。言葉では言い表せないほどだ」
– デジャンテ・マレー
昨季のマレーはプレシーズンに右膝の前十字靭帯断裂の重傷を負い、残念ながらブレイクを期待されていた2018-19シーズンを全休。今季のプレシーズンでは5試合で9.2得点、3.6アシストを平均した。
なお同日にはマレーの他にも、セルティックスのジェイレン・ブラウン(4年/1億1150万ドル)やホークスのトーリアン・プリンス(2年/2900万ドル)ら2016年ドラフト組の選手たちがそれぞれのチームと延長契約を締結。
また交渉が難航していたとされるキングスのバディ・ヒールド(4年/8600万ドル)とペイサーズのドマンタス・サボニス(4年/7940万ドル)も延長契約を成立させた。
その一方で、マレーのチームメイトであり同期でもある2016年ドラフト9位指名のヤコブ・ポエートルは、スパーズとの延長契約に至らず。これでポエートルは来夏に制限付きFAとなる。
参考記事:「NBA」