エリック・ブレッドソーがバックスにトレード移籍
ミルウォーキー・バックスが現地7日、フェニックス・サンズとの間でトレードが成立したことを発表。バックスはグレッグ・モンローとドラフト1巡目指名権、2巡目指名権を放出し、サンズからガードのエリック・ブレッドソーを獲得した。
ESPNのAdrian Wojnarowski記者によると、サンズが獲得した1巡目指名権は2020年まで保護付きとのこと。2018年ドラフトでのバックスの指名順位が11~16位の外だった場合は翌年に持ち越され、2019年は4~16位、2020年は8~30位で、2021年に保護条項が消える。
昨季のブレッドソーは66試合の出場でキャリア最多の21.1得点、6.3アシストを平均。今季は3試合に出場した後、「ここにいたくない」とTwitterに投稿したことが原因でアクティブロスターから外されていた。
ジャバリ・パーカーが負傷離脱しており、ヤニス・アデトクンボとクリス・ミドルトン以外で得点力やプレイメイキングが不足していたバックスにとっては、頼もしい新戦力となりそう。ハイペースでの攻撃も得意な選手なので、トランジションオフェンスの向上にも繋がるだろう。現在27歳で全盛期真っただ中のブレッドソーも、ついにプレーオフを狙えるチームで実力を発揮するチャンスを手に入れた。
「とても嬉しいよ。僕は選手として全盛期にあり、競争が激しいイースタンカンファレンスに向かう。僕の家族にとっても素晴らしいタイミングだ。ミルウォーキーで活動を開始するのが待ち遠しい。フェニックスでは素晴らしい時間を過ごせた。だけど今は次のステージにワクワクしている」
– エリック・ブレッドソー
バックスが、ロッタリー外になる可能性の高い保護付きのドラフト指名権、そして契約最終年のモンローと交換で、ブレッドソークラスの選手を獲得できたのは大きい。一方で、3年前にブレッドソー/アイザイア・トーマス/ゴラン・ドラギッチのスリーガード体制で再建チームとプレーオフチームの間をさまよっていたサンズは、結果的に3人ともを最小限の見返りで失う形となった。
ESPNによると、サンズは獲得したモンローをすぐにバイアウトせずに、まずトレード放出を模索するつもりとのこと。来夏にFAとなるモンローは、今季5試合の出場でキャリアワーストの6.8得点、5.0リバウンドを平均している。
参考記事:「Bucks」