2016年4月のNBA月間賞: レブロンが3ヵ月連続の最優秀選手、タウンズは今季ウェストルーキー賞を独占
NBAが現地15日、2015-16シーズン4月のプレーヤーズ・オブ・ザ・マンス、並びに月間最優秀ルーキー賞の受賞者を発表した。
プレーヤーズ・オブ・ザ・マンス
・EAST: レブロン・ジェイムス
イースタンカンファレンスは、クリーブランド・キャバリアーズのレブロン・ジェイムスが2月から3ヵ月連続での受賞を果たした。
レブロンは4月に出場した5試合でイースト1位の28.8得点、イースト3位の7.8アシスト、8.4リバウンドを平均。FG成功率65.6%、3P成功率56.3%の驚異的なシューティングパフォーマンスを維持しつつ、5試合中3試合で30得点を超え、キャブスのイースト1位シードを確定させた現地11日のホークス戦では、フィールドゴール16本中13本成功の34得点をマークした。
またオーバータイムに及んだ1日のホークス戦では、シーズンハイの16リバウンドを獲得。レブロンのプレーヤーズ・オブ・ザ・マンス受賞は、キャリア通算32回目となる(歴代最多)。
▼11日ホークス戦
・WEST: ジェイムス・ハーデン
ウェスタンカンファレンスは、ヒューストン・ロケッツのジェイムス・ハーデンが今季初でキャリア3度目の選出。
ハーデンは、4月の6試合でリーグ1位の34.8得点、7.2アシスト、3.3リバウンド、1.67スティール、3P成功率51.7%を平均。6試合すべてで4本以上のスリーを決めながら、2試合で40得点以上をマークし、シーズンを3連勝で終えてロケッツを4年連続でのプレーオフ進出へと導いた。
なお今季のハーデンのシーズン平均得点(29.0)は、1981-82のモーゼス・マローン(31.1得点)に次ぐロケッツ史上最多2位の記録となる。
▼10日レイカーズ戦、40得点/13アシスト/4スティール
▼2015-16プレーヤーズ・オブ・ザ・マンス
獲得数 | 月 | |
レブロン・ジェイムス | 3 | 2~4月 |
ステファン・カリー | 2 | 11月、2月 |
ラッセル・ウェストブルック | 2 | 12月、3月 |
ケビン・デュラント | 2 | 12~1月 |
ポール・ジョージ | 1 | 11月 |
ジョン・ウォール | 1 | 12月 |
カイル・ラウリー | 1 | 1月 |
デマー・デローザン | 1 | 1月 |
ジェイムス・ハーデン | 1 | 4月 |
ルーキーズ・オブ・ザ・マンス
イースタンカンファレンスは、トロント・ラプターズのガード、ノーマン・パウエル(全体46位指名)が初のルーキーズ・オブ・ザ・マンス受賞。パウエルは4月の8試合すべてにスタメン出場し、イーストルーキー最多の15.3得点、4.4リバウンド、2.5アシストを平均して、13日のネッツ戦ではキャリアハイ30得点、9リバウンド、5アシストの大活躍をみせた。ラプターズの選手が月間ルーキー賞を獲得するのは、2013年3月のヨナス・バランチュナス以来初で、球団史上9人目となる。
▼13日ネッツ戦、キャリアハイ30得点
ウェスタンカンファレンスは、7試合で18.9得点、11.7リバウンド、3.6アシスト、1.71ブロック、FG成功率58.2%を平均したカール・アンソニー・タウンズが、6ヵ月連続での受賞を果たした。
4月のタウンズは、3日マブス戦の11得点/21リバウンド(キャリアハイ)/9アシストをはじめ、7試合中5試合でダブルダブルを獲得。5日にオラクルアリーナで行われたウォリアーズ戦では、20得点/12リバウンドを記録し、ウルブズの今季一の大金星に貢献した。
▼13日ペリカンズ戦、28得点/14リバウンド
月間ルーキー賞を総なめにしたのは、デビッド・ロビンソン(1989-90)、ティム・ダンカン(1997-98)、レブロン・ジェイムス(2003-04)、カーメロ・アンソニー(2003-04)、クリス・ポール(2005-06)、ブレイク・グリフィン(2010-11)、デイミアン・リラード(2012-13)に次いで、タウンズが史上8人目だ。
Image by Erik Drost/Flickr
参考記事:「NBA」