2020年2月のNBA月間賞: テイタムがプレイヤーズ・オブ・ザ・マンス初受賞
NBAは現地3月3日、2019-20シーズン2月のプレイヤーズ・オブ・ザ・マンス(月間最優秀選手)とルーキー・オブ・ザ・マンス(月間最優秀新人選手)、コーチ・オブ・ザ・マンス(月間最優秀コーチ)の受賞者を発表した。
・イースト:ジェイソン・テイタム
イーストは、ボストン・セルティックスのジェイソン・テイタムがキャリア初受賞を果たした。
テイタムは2月に出場した12試合でリーグ5位の30.7得点、7.9リバウンド、スリー成功率48.1%を平均。スーパースターレベルの活躍ぶりで、セルティックスの月間9勝3敗に大貢献した。1カ月に30得点以上を平均したのは、セルティックス球団史上で5人目だという。
セルティックスからのプレイヤーズ・オブ・ザ・マンス選出は、2017年1月のアイザイア・トーマス以来3年ぶり。なお同日は、テイタムの22歳の誕生日だった。
・ウェスト:レブロン・ジェイムス
ウェスタンカンファレンスでは、ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェイムスが2カ月連続、キャリア通算40回目の選出となった。
2月のレブロンは、10試合で26.0得点、リーグ1位タイの10.1アシスト、8.1リバウンドを平均し、レイカーズを月間9勝2敗に牽引。2試合でトリプルダブルを達成した他、25日のニューオリンズ・ペリカンズ戦ではシーズンハイ40得点をマークした。
またレブロンは先月の間に、キャリア通算フリースロー成功数で歴代5位に浮上し、通算スティールでは2000本(歴代13位)に到達。レイカーズの選手が2カ月連続で同賞に輝くのは、2008年12月と2009年1月のコービー・ブライアント以来となる。
ルーキー・オブ・ザ・マンス
今季10月~1月の間はマイアミ・ヒートのケンドリック・ナンとメンフィス・グリズリーズのジャ・モラントが総なめにしていた月間新人賞だが、2月はシカゴ・ブルズのコービー・ホワイトとペリカンズのザイオン・ウィリアムソンがそれぞれ初選出された。
ブルズガードのホワイトは2月に出場した9試合で20.1得点、4.1アシストを平均。ブルズからルーキー・オブ・ザ・マンスが選出されたのは、2015年3月のニコラ・ミロティッチ以来5年ぶりだ
1月末のデビューから快進撃を続けているウィリアムソンは、先月の9試合で25.7得点、6.2リバウンド、FG成功率56.3%を平均。19歳のルーキーにして、ベテランビッグマンたちをパワーと爆発力で圧倒しつつ、すでにオールスターレベルのスタッツを記録している。
2020年2月のコーチ・オブ・ザ・マンスには、ミルウォーキー・バックスのマイク・ブーデンホルザーと、ヒューストン・ロケッツのマイク・ダントーニが選出。バックスは月間10勝1敗、ロケッツは9勝2敗と、それぞれのカンファレンスで最高の成績を収めた。
参考記事:「NBA」