【SAS vs LAC第3戦】レナードがキャリア初の30得点超え、スパーズ圧勝
現地24日に行われたWCプレーオフ第1ラウンド、サンアントニオ・スパーズ対ロサンゼルス・クリッパーズの第3戦は、クリッパーズのオフェンスを徹底的に封じ込めたスパーズが100-73で圧勝。試合前にディフェンシブ・プレーヤー・オブ・ザ・イヤーのトロフィーを受け取ったカワイ・レナードは、キャリア初の30点超えを達成し、自己最多の32得点を記録した。
▼レナード、ワンハンド・アリウープ!!
スパーズは8点リードで迎えた第3Qに、レナードが7本中6本のフィールドゴールを成功させ13得点を獲得。同時に第3Qのクリッパーズをわずか11点に抑えて点差を一気に21点に拡大し、第4Q序盤で早々と勝利をものにした。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
LAC | 16 | 22 | 11 | 24 | 73 |
SAS | 25 | 21 | 24 | 30 | 100 |
▼レナード、キャリアハイ32得点!!
「レナードは攻守の両方で飛躍的な進化を遂げている。素晴らしいオフェンシブ/ディフェンシブ・プレーヤーへと成長したよ。レナードは一芸しか能のない選手とは違う」
– グレッグ・ポポビッチHC
スパーズはレナードの32得点の他に、ボリス・ディアウが15得点、6リバウンド、3アシストをマーク。ダニー・グリーンは6本中3本のスリーを沈めて11得点、さらに6リバウンド、3スティールとディフェンス面でも勝利に大貢献した。やはりグリーンはホーム戦で調子を上げてくる。
▼D.グリーン、今季のホーム/アウェイスタッツ
得点 | FG% | 3% | ブロック | |
ホーム | 13.6 | 47.3 | 47 | 1.4 |
アウェイ | 9.7 | 39.4 | 35 | 0.8 |
この日のスパーズは、チーム全体でFG成功率52.6%、3P成功率41.7%と安定したシューティングをみせ、アシストやリバウンドでも終始クリッパーズを圧倒。トニー・パーカー、ティム・ダンカン、マヌ・ジノビリの3選手が合計12得点だったにも関わらず、これだけの完全勝利を収められたのは実に素晴らしい。
▼クリッパーズベンチには王様の姿も
一方のクリッパーズは、ブレイク・グリフィンが14得点、10リバウンドのダブルダブルをマーク。他にはデアンドレ・ジョーダンが10得点/8リバウンド、オースティン・リバースが11得点をそれぞれ獲得したものの、二桁台の得点を挙げた選手はこの3人のみで、15得点以上は1人もいなかった。
またクリッパーズが第3Qに記録した11得点は、1ピリオドにおける球団プレイオフ最低記録かつシーズンロー。試合を通してFG成功率34.1%、3P成功率26.1%と、とにかくリングに嫌われた。第1,2戦で好調だったクリス・ポールは、フィールドゴール11本中わずか3本成功の7得点、4アシスト、6ターンオーバーに終わっている。
「今年は何度か今日のような展開があった。シュートが入らなくなると、皆やる気を失ってしまう。試合が進むにつれて、この状態に陥っていったと思う。シュートをミスする度に、ディフェンスが散漫になっていった」
– ドック・リバース
これでスパーズはシリーズを2-1でリード。第4戦は現地26日に再びサンアントニオで行われる。
参考記事:「ESPN」