オースティン・リバースが第3Qに覚醒、クリッパーズがロケッツに圧勝
現地8日にステイプルズ・センターで行われたヒューストン・ロケッツ対ロサンゼルス・クリッパーズのシリーズ第3戦は、ロールプレーヤーの大奮闘で後半に大量得点差を奪ったクリッパーズが、124対99でロケッツを破壊。この日のヒーローは、CP3でもブレイク・グリフィンでもなく、控えガードのオースティン・リバースだった。
試合は、クリッパーズの6点リードで迎えた第3Q残り4分30秒からリバースが突然覚醒。マッチアップのジェイムス・ハーデンをアグレッシブなオフェンスで圧倒しながら、第4Q残り10分までの約6分間で9本中7本のフィールドゴールを成功させ18得点を獲得した。
果敢にゴールをアタックする姿はまるでサンダーのラッセル・ウェストブルック。スタジアムには“オースティン・リバース”コールが鳴り響き、ベンチに下がった際には大きなスタンディングオベーションが送られた。
▼「オースティン・リバース」コール
▼3pを決めた後はハーデンの真似
この間にクリッパーズは25-3のランを展開。一気にリードを28点に拡大し、勝利を確実なものにした。
最終的にリバースは、FG成功率76.9%で25得点を記録。クラッチタイムに致命的なターンオーバーを出した第2戦からの見事なカムバック・パフォーマンスだ。息子の大活躍をサイドラインから冷静に見守っていたドック・リバースHCに対して、クリス・ポールは「今くらいは、コーチじゃなく、父親になってもいいんだ」と声をかけた。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
HOU | 24 | 33 | 19 | 23 | 99 |
LAC | 33 | 31 | 35 | 25 | 124 |
クリッパーズは、J.J.レディックが5本のスリーを含む14本中11本のフィールドゴールを成功させ、キャリア最多タイの31得点をマーク。ブレイク・グリフィンが22得点、14リバウンドのダブルダブルを記録した他、2試合の欠場から復帰したクリス・ポールは23分の出場で12得点、7アシストを獲得した。
▼J.J.レディック、第3戦ハイライト
ロケッツは、ハーデンが25得点、11アシスト、ドワイト・ハワードが14得点、14リバウンドで、それぞれダブルダブルを記録。前半は何とか食らいつけていたものの、第3Q終盤に入ってからオフェンスが大幅に停滞し、そこから最後までリズムが戻らなかった。
これでシリーズは2勝1敗でクリッパーズがリード。第4戦は、現地10日に再びステイプルズ・センターで行われる。
ボックススコア:「NBA/Stats」