ウォリアーズがカンファレンスファイナル進出へ
ゴールデンステイト・ウォリアーズが現地11日、オラクルアリーナで行われたカンファレンスセミファイナル第5戦に125-121で勝利。シリーズを4勝1敗とし、ホームで2年連続となるウェスタンカンファレンス・ファイナルへの進出を決めた。
試合前には、史上初となる満票でのMVP選出を果たしたステファン・カリーのトロフィー授与セレモニーが催された。
第5戦は、ブレイザーズが序盤からスリーを連発で決める好スタートを切り、開始6分で20-10の10点リードを奪取。対するウォリアーズは、そこから守備を引き締め、第1Q終盤で逆転すると、第2Qには再び二桁ビハインドに陥るが、クレイ・トンプソンの連続フィールドゴールですぐに巻き返し、63-58の5点差で試合を折り返した。
▼リラード、ステップバック・スリー
後半に入ってからは、徐々に試合の流れがウォリアーズに傾き始め、第3Q最後のポゼッションでステファン・カリーがスリーを沈めて逆転すると、第4Qは大部分でウォリアーズが主導権を掌握。ブレイザーズは、C.J.マッカラムのピリオド16得点で最後まで僅差で食らいつくも、2点差で迎えた第4Q残り24秒に、カリーがアイソレーションから決勝フィールドゴールとなるステップバック・スリーを沈め、リードを5点に広げる。
その後ブレイザーズは、アレン・クラブのプットバックとデイミアン・リラードのフリースローで再び2点差に迫るも、カリーが4本中4本のファウルショットをきっちりと成功させ、シリーズに決着をつけた。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
POR | 30 | 33 | 28 | 30 | 121 |
GSW | 27 | 31 | 35 | 32 | 125 |
ウォリアーズは、トンプソンが6本のスリーを含むフィールドゴール17本中13本でチームハイの33得点、カリーがスリー5本成功で29得点、11アシストをそれぞれマーク。トンプソンは、シリーズ5試合で平均31得点、3P成功率50%と大きくステップアップし、ドレイモンド・グリーン(22.2得点/11.2リバウンド/7.4アシスト/3.2ブロック)と共にエース不在のチームを牽引した。
▼トンプソン
なおカリーは、この日でプレーオフの3P成功連続試合記録を44試合に更新。レジー・ミラーが保持する歴代最長記録と並んだ。
敗れたブレイザーズは、リラードが28得点/7アシスト、マッカラムが27得点/8リバウンドを記録。他には、クラブがスリー5本の20得点、アル・ファルーク・アミヌが16得点/9リバウンド、モーリス・ハークレスが13得点と、ロールプレーヤーたちも大奮闘したが、勝利にはあと一歩届かなかった。
▼C.J.
5試合で決着となったが、大接戦続きの最高にエキサイティングなシリーズだった。
ボックススコア:「NBA」