チームメイトを叱咤したドレイモンド・グリーン、審判の勘違いで退場処分に
さすがにこのパターンは初めて見た気がする。
現地21日に行われたゴールデンステイト・ウォリアーズ対ニューヨーク・ニックス戦の前半でのこと。ドレイモンド・グリーンが試合2つ目のテクニカルファウで退場処分となる。
この直前のポゼッションでは、グリーンが新人のジェイムズ・ワイズマンにポストアップさせようとエントリーパスを出すが、2人の間でミスコミュニケーションがあり、その結果ウォリアーズのターンオーバー。グリーンが守備に戻りながらワイズマンを怒鳴りつけていると、なぜかテクニカルファウルを与えられた。
試合中にベテランが若手プレイヤーを叱咤するのはよくあること。それだけでテクニカルファウルを取られるというのは、さすがに聞いたことがない。スティーブ・カーHCやステフィン・カリーが激しく抗議したが、コールが覆ることはなく、ウォリアーズは前半から守備の要であるグリーンを失うこととなった。
ウォリアーズのカーHCによれば、どうやらこの件は単純に審判の勘違いだったらしい。テクニカルファウルの判定を下した審判が「グリーンの暴言が自分に向けられたと思った」と自身の誤審を認める旨を、ハーフタイム中に伝えにきたという。
なお試合は、104-119でウォリアーズ(7勝7敗)が大敗。勝利したニックス(8勝8敗)は、RJ・バレットが28得点/5アシスト、ジュリアス・ランドルが16得点/17リバウンド/9アシストで大活躍した。
敗れたウォリアーズは、ステフィン・カリーがゲーム最多の30得点をマークしている。
▼前半ではステフとドレイモンドの見事な連携
グリーンの2つ目のテクニカルファウルは、後日の審議で恐らく無効となるはず。だが1敗は戻ってこない。ハーフタイムの時点で審判が誤審を認めたなら、なぜそこでグリーンの退場を取り消せないのか?
テクニカルファウルに対してもチャレンジできるシステムがあってもいいと思う。
ボックススコア:「NBA」