【サンデーレポート Vol.32】1月19日~25日: クレイ・“ミスター第3Q”・トンプソン!!
NBA2014-15シーズン第13週の気になるニュースや動画をざっとまとめました。サンデーレポートは毎週日曜日にアップします。
【Vol.32】2014-15第13週 – 1月19日~25日
順位表(1月25日現在):
ウェスト | イースト | |||
1 | ウォリアーズ | 35-6 | ホークス | 36-8 |
2 | グリズリーズ | 31-12 | ウィザーズ | 29-15 |
3 | ブレイザーズ | 32-13 | ラプターズ | 28-15 |
4 | ロケッツ | 30-14 | ブルズ | 29-16 |
5 | マブス | 30-14 | キャブス | 24-20 |
6 | クリッパーズ | 29-14 | バックス | 22-21 |
7 | スパーズ | 28-17 | ヒート | 19-24 |
8 | サンズ | 26-19 | ホーネッツ | 19-26 |
9 | ペリカンズ | 22-21 | ネッツ | 18-26 |
10 | サンダー | 22-21 | ピストンズ | 17-27 |
11 | ナゲッツ | 18-25 | セルティックス | 15-26 |
12 | キングス | 16-27 | ペイサーズ | 15-30 |
13 | ジャズ | 16-28 | マジック | 15-31 |
14 | レイカーズ | 12-32 | シクサーズ | 8-36 |
15 | ウルブズ | 7-35 | ニックス | 8-37 |
今週の歴史
- 1892年1月20日 – マサチューセッツ州スプリングフィールドのYMCAジムで、世界初のバスケットボール公式戦が行われた。9人ロスターの試合で、ボールにはサッカーボールを使用。さらに桃のかごを体育館のバルコニーに取り付けて、ゴールの代わりにしたという(高さは現在と同じ10フィート=3.05m)。
- 1960年1月25日 – デトロイト・ピストンズ対フィラデルフィア・ウォリアーズの試合で、ウィルト・チェンバレンがルーキーの1試合最多得点歴代記録となる58得点を獲得した
- 2006年1月22日 – ロサンゼルス・レイカーズ対トロント・ラプターズの試合で、コービー・ブライアントが81得点を記録
ニュース:
・クレイ・トンプソンが1クォーターの最多得点記録更新!
ゴールデンステイト・ウォリアーズのクレイ・トンプソンが、23日に行われたサクラメント・キングス戦の第3Qに13本中13本のフィールドゴールを成功させ、37得点を獲得。1クォーターでの得点でNBA新記録を樹立し、わずかデビュー4年目/24歳にして早くも歴史に名を刻み込んだ。
なんだこれ!?長年NBAファンやってるけど、こんなのはさすがに見たことがない!12分間でフィールドゴール13本中13本、スリーポイント9本中9本、フリースロー2本中2本のパーフェクトってなに!?
しかも相手はサクラメント・キングス!2011年ドラフトで全体10位指名権を使ってトンプソン(全体11位)よりも先にジマー・フレデッテを指名したあのキングスだ!たった1人の選手にクォーターを通してアウトスコアされやがって!!
▼トンプソン、キングス戦第3Qショットチャート
これまでの1クォーター最多得点は、2008年にカーメロ・アンソニーが記録した33得点。またトンプソンが第3Qだけで成功させた9本のスリーポイントは、1クォーターにおけるNBA史上最多のスリーポイント成功数記録となる。
トンプソンの1ピリオド37得点を違う視点でみてみよう。今季のNBAでは1月23日の時点で合計5208クォーターがプレーされた。その中でチームスコアが37点を超えたのは75回で、全体のわずか1.7%。トンプソンはそれをたった1人でやってのけたのだ。
この日のトンプソンは最終的にキャリアハイとなる52得点を獲得。1試合で50得点以上、スリー10本以上、5アシスト以上を同時に記録した選手は、NBA史上トンプソンとステファン・カリーしかいない。
・オルドリッジが親指の手術延期でウィザーズ戦に出場
左手親指靱帯の損傷で2試合を欠場していたブレイザーズのラマーカス・オルドリッジが、24日のウィザーズ戦でサプライズ復帰を果たした。当初の発表では6~8週間の離脱が予想されていたが、チームの現状を考慮した上で、手術を先延ばしにしてロスターに戻る決断をしたようだ。
「チームが素晴らしいシーズンを送っているし、このまま続けたいんだ。今の状態でプレーできるか試してみて、そこから様子を見る」
「残りのシーズンをプレーしようと考えている。だがもし痛みに耐えられなくなったり、高いレベルでプレーできなかったりしたときは諦めるよ。何事も起こらないことを願いたい」
保護器具を装着して24日のウィザーズ戦に出場したオルドリッジは、36分でゲームハイの26得点を記録し、ブレイザーズを勝利に牽引。第4Qの正念場でフリースローラインに立った際には、スタジアムからMVPコールが送られた。
・ロンドの2015年フリースロー成功数が未だゼロ
マブスのレイジョン・ロンドが今年に入ってからまだ1本もフリースローを沈めていない。これまでに10試合で合計アテンプト数は7本(ゲームログ)。
・2015年オールスターファン投票最終結果
ステファン・カリーがレブロン・ジェイムズを超えて最多票数を獲得。カイル・ローリーは初出場で初スターター!
ウェスト | イースト | |
G | ステファン・カリー (151万3324票) |
ジョン・ウォール (88万6368票) |
G | コービー・ブライアント (115万2402票) |
カイル・ローリー (80万5290票) |
F | アンソニー・デイビス (136万9911票) |
レブロン・ジェイムス (147万483票) |
F | ブレイク・グリフィン (70万615票) |
カーメロ・アンソニー (64万7005票) |
F | マーク・ガソル (79万5121票) |
パウ・ガソル (97万4177票) |
1番のサプライズは、昨季MVPのケビン・デュラントが去年よりも100万票近く獲得票数を減らし、スタメン落ちしたことか?まあ今シーズンは半分以上を欠場したので仕方がないかも…。
・コービーが右肩重症でシーズン全休の可能性も
ロサンゼルス・レイカーズの発表によると、コービー・ブライアントがチームドクターの検査で右肩の回旋筋腱板断裂と診断された。治療の方法については、26日に別の医師の診断を受けてから決断するそうだが、もし手術ということになればシーズン全休になる可能性が高いとされている。
「パスを出しすぎるとこうなる!」
– コービー
コービーがどの時点で肩を故障したのか明らかになっていないが、21日のニューオーリンズ・ペリカンズ戦でダンクシュートをした際に悪化したものとみられている。
「ジャンプした時は何ともなかったが、着地するときに違和感を覚えた」
– コービー
・タイ・ローソンが飲酒運転で逮捕
コロラド州の『9 News』の報道によると、デンバーナゲッツのポイントガード、タイ・ローソンが23日未明、 飲酒運転の疑いでデンバーの地元警察に逮捕されたという。
ローソンは22日の夜にナゲッツ主催のファン参加型イベントに出席していた模様。その後、深夜1時ごろに制限速度35マイルの道路を61マイルで運転していたところ、スピード違反で警察に止められた。担当した警察官によれば、ローソンは喋り方が不明瞭だったらしく、現場での飲酒検査にも引っかかったという。逮捕された際には、運転前にアルコールを飲んでいたことを自ら認めたそうだ。
ローソンは以前にもミズーリ州で飲酒運転による逮捕歴がある。
・JR.スミス、試合前に必ずシャワーを浴びる理由について
「 将来の嫁が客席にいるかもしれないだろ?」
– JR.スミス
画像:
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動画:
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2.コービー、熟練の技
3.ジノビリ、ビハインド・ザ・バックパス!!
4.パウ・ガソル!!
5.ホークスのプレゲーム3Dプロジェクション
6.スティーブン・アダムスがネネイにハードファウル
7.コービー・ブライアント『Let it Tank』(アナと雪の女王パロディー)
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