2020-21リバウンド王のクリント・カペラがホークスと2年の延長契約
アトランタ・ホークスが現地9月1日、センターのクリント・カペラと延長契約を結んだことを発表した。
ESPNによると、延長契約の内容は2年/4600万ドルで、2023-24シーズンからスタート。カペラは現契約があと2年残っているので、2024-25シーズンいっぱいまでホークスとの契約下となる。
昨季のカペラは63試合で15.2得点、14.3リバウンド、2.1ブロック、フィールドコール成功率59.4%を平均。リバウンドでリーグ首位、ブロックで3位、FG成功率で10位の数字を残し、ホークスのプレイオフ進出、そしてイースト決勝進出に貢献した。
特に守備面では、リーグ屈指のリムプロテクターとして大活躍。100ポゼッションあたりの失点をもとに守備における選手のインパクトを算出するESPNの「DRPM」(ディフェンシブ・リアル・プラス-マイナス)では、DPOYのルディ・ゴベアに次いでリーグ2位の4.98を記録している。
1月22日のウルブズ戦では、ホークスの選手として2000年2月のディケンベ・ムトンボ以来約21年ぶりとなる10ブロックでのトリプルダブルを達成した。
▼1月20日のピストンズ戦では27得点/26リバウンド/5ブロックで大暴れ
今オフのホークスは、トレイ・ヤングとマックスサラリーで延長契約を結んだ他、ジョン・コリンズ、ルー・ウィリアムズ、ゴーギー・ジェン、ソロモン・ヒルとFAで契約。さらにトレードでクリス・ダンとブルーノ・フェルナンドを放出し、ガードのデロン・ライトを獲得した。
2021-22ホークスのデプスチャートは:
- PG:トレイ・ヤング、デロン・ライト
- SG:ボグダン・ボグダノビッチ、ケビン・ハーター、ルー・ウィリアムズ
- SF:デアンドレ・ハンター、キャム・レディッシュ、ソロモン・ヒル
- PF:ジョン・コリンズ、ダニーロ・ガリナリ
- C:クリント・カペラ、オニエカ・オコング、ゴーギー・ジェン
フランチャイズスターのトレイ・ヤングを軸にしたとてもバランスの良いロスターで、層の厚さはリーグトップクラスだろう。
ヤングの他にも、ボグダン・ボグダノビッチやルー・ウィリアムズ、デロン・ライト、ケビン・ハーターなどオフェンスを指揮できるボールハンドラーが豊富。フォワード/ビッグマン陣も、オフェンスに特化したコリンズとガリナリ、守備に強いハンターとカペラといった具合に、フロントコートの柔軟性も高い。
2021-22シーズンのホークスは、特にデアンドレ・ハンターとオニエカ・オコングの成長が楽しみだ。
参考記事:「NBA」