NBA30チームのフランチャイズ最多得点記録: イースタンカンファレンス
イースト15チームの1試合における球団最多得点ランキング(2016年6月時点)。何十年も記録が更新されていないチームもあれば、昨季に新記録樹立となったチームもある。
15位:トロント・ラプターズ
・ビンス・カーター/テレンス・ロス – 51得点
ビンス・カーターが2000年2月7日のサンズ戦、テレンス・ロスが2014年1月25日のクリッパーズ戦で、それぞれ51得点、9リバウンドを記録。ロスは、球団最多2位記録となる10本のスリーを成功させた(最多記録はドニエル・マーシャルの12本)。
14位:シャーロット・ホーネッツ
・ケンバ・ウォーカー – 52得点
ダブルOTに及んだ2016年1月18日のジャズ戦、ケンバ・ウォーカーが47分の出場で52得点。これまでの球団記録だったグレン・ライスの48得点を新たに更新し、球団史上初の50点超えを達成した(詳細)。
8位タイ:アトランタ・ホークス
・ドミニク・ウィルキンス – 57得点
ドミニク・ウィルキンスは1986年に球団史上ベストの57得点を2回記録(2試合とも勝利)。1度目は、4月10日のネッツ戦(FG37本中21本)。2度目は、12月10日のブルズ戦だった(FG27本中19本)。
12月10日の試合では、対戦相手のマイケル・ジョーダンが41得点をあげている(ボックススコア)。
8位タイ:ブルックリン・ネッツ
・デロン・ウィリアムス – 57得点
怪我などの影響もあり、ネッツ移籍後は期待されたような活躍ができなかったD-Willだが、ロックアウトで短縮シーズンとなった2012年3月4日のボブキャッツ戦で、16本のFGと21本中21本のフリースロー成功から57得点をあげ、フランチャイズ新記録を樹立した(ボックススコア)。
8位タイ:クリーブランド・キャバリアーズ
・カイリー・アービング – 57得点
キャブスの球団記録保持者は、レブロン・ジェイムスではなく、カイリー・アービング。2015年3月15日に行われたスパーズとの延長戦に及ぶ死闘で、7本中7本のスリーを沈め57得点をマークした(ボックススコア)。ちなみにスパーズは、この時の敗戦から、2016年4月11日の試合でウォリアーズに敗れるまで、1年以上にわたりホーム無敗を維持している(ホーム48連勝)。
レギュレーション(第1~4Q)でのキャブス球団最多記録は、当時まだ20歳だったレブロンが2005年3月20日のラプターズ戦で獲得した56得点。
8位タイ:デトロイト・ピストンズ
・ジェリー・スタックハウス – 57得点
2001年4月3日のブルズ戦にて57得点(ボックススコア)。2000-01シーズンのスタックハウスは、80試合の出場で平均29.8得点、5.1アシストとキャリアベストな数字を残し、オールスターに選出されている。
8位タイ:インディアナ・ペイサーズ
・レジー・ミラー – 57得点
1992年11月28日に行われたホーネッツ戦。90年代前半は、今と比べてアウトサイドショットの本数がはるかに少なく、この試合でも3Pアテンプト数は両チーム合計で20本。そのうちの11本がミラーによるものだった(ボックススコア)。
8位タイ:ミルウォーキー・バックス
・マイケル・レッド – 57得点
2006年11月11日のジャズ戦。敗戦ながらも、32本中18本のFGを沈め、キャリアハイ57得点を獲得した(ボックススコア)。レッドは、ドラフト2巡目指名からオールスター/オールNBAチームにまで成長した叩き上げの選手。怪我さえなければ…、そう悔やまれる00年代スターガードの1人だ。
6位タイ:ボストン・セルティックス
・ラリー・バード – 60得点
1985年3月12日のホークス戦で、36本中22本のショットを成功させて60得点をマーク。多くのレジェンドたちを輩出してきた名門セルティックスだが、60点を超えたのはこの日のラリー・バードのみだ(ボックススコア)。
この試合のハイライトでは、ぜひ終盤のホークスベンチに注目してほしい(動画3:55~)。
6位タイ:ワシントン・ウィザーズ
・ギルバート・アリーナス – 60得点
2006年12月17日のレイカーズ戦で、60得点/8アシスト/8リバウンドを獲得。この日は、コービー・ブライアントも45得点/10リバウンド/8アシストと絶好調で、両チームエースの合計得点が100点を上回るというスタープレーヤー同士の一騎打ちとなった。
試合は、アリーナスがオーバータイムに16得点で大爆発し、ウィザーズが147-141で勝利(ボックススコア)。OTでの16得点は、ステファン・カリーが2016ウェスタンカンファレンス・セミファイナル第4戦でマークしたOT17得点に次ぐ、歴代最多2位記録となる。
5位:マイアミ・ヒート
・レブロン・ジェイムス – 61得点
マスク・バージョンのレブロンが、2014年3月3日のボブキャッツ戦で球団最多かつキャリアハイとなる61得点を記録。またこの日のレブロンは、自己ベストとなるスリー8本を成功させている(ボックススコア)。
3位タイ:ニューヨーク・ニックス
・カーメロ・アンソニー – 62得点
2014年1月24日のボブキャッツ戦で、40分以下の出場時間ながら、62得点/13リバウンドのダブルダブルというモンスターパフォーマンスを披露。バーナード・キングが保持していたニックスの球団得点記録(60得点)が、30年ぶりに更新された(ボックススコア)。
なおこの年のボブキャッツは、カーメロに続いてレブロンと、2選手にフランチャイズ新記録樹立を許している。
3位タイ:オーランド・マジック
・トレイシー・マグレディ – 62得点
2004年3月10日のウィザーズ戦で、62得点、10リバウンドのダブルダブルを獲得(ボックススコア)。2003-04シーズンのTマックは平均28.0得点を記録し、2年連続での得点王に輝いた。
2位:フィラデルフィア・76ers
・ウィルト・チェンバレン – 68得点
1967年12月16日のブルズ戦で30本のフィールドゴールを成功させ、68得点をマーク(ボックススコア)。NBA史上で1試合に30本以上のFGを決めたのは、ウィルト・チェンバレンとリック・バリーの2選手のみだ。
なおチェンバレンは、別のチーム(ウォリアーズ)でも球団最多記録を保持している。
1位:シカゴ・ブルズ
・マイケル・ジョーダン – 69得点
1990年3月28日のキャブス戦で(オーバータイム)、69得点、18リバウンド、6アシスト、4スティール、FG成功率62%の人外パフォーマンス。69得点は歴代NBAで最多11位の記録となる(ボックススコア)。
Image by Keith Allison
ソース:「Basketball Reference」