セルティックスがウォリアーズのホーム連勝記録をストップ
ボストン・セルティックスが現地4月1日、オラクルアリーナで行われたゴールデンステイト・ウォリアーズ戦に109-106で勝利。ウォリアーズを本拠地で破った今季最初のチームとなり、2015年1月25日から続いていたNBA歴代最長のホーム連勝記録を54で終わらせた。
▼試合後のセルティックスロッカールーム
シーズン終盤の二夜連続ロードゲーム2試合目と、厳しい状況でこの日のウォリアーズ戦に臨んだセルティックスだが、序盤からよく足を動かし見事なチームディフェンスを展開。特にペリメーターでステファン・カリーとクレイ・トンプソンを徹底マークしてプレッシャーをかけ、前半のスプラッシュブラザーズをFG13本中4本成功の11得点に抑えると同時に、8ターンオーバーを出させることに成功する。
第1Qには、ディフェンダー全員でカリーを取り囲むようなシーンもあった。
対するウォリアーズは、ドレイモンド・グリーンとハリソン・バーンズがロングレンジを沈めてオフェンスを牽引。前半は、チーム全体でアシスト10本に対してターンオーバー13本とミスが目立ったが、その一方でセルティックスのFG成功率を38.7%に抑えることができ、45-43の2点差で試合を折り返す。
エース対決
第3Qに入ると、前半に精彩を欠いていた両チームのエースが一気に爆発。セルティックスはアイザイア・トーマスが18得点、ウォリアーズはカリーが21得点をそれぞれ1ピリオドで獲得する一騎打ちを披露し、ゲームをテイクオーバーした。
▼カリー、第3Qスリー6本中6本
第4Qは、セルティックスが13-6のランでスタートして主導権を握り、残り時間7分50秒で10点リードを確保。そこからウォリアーズは、カリーとグリーンを普段より早くフロアに戻して巻き返しを図り、第4Q終盤に1ゴール差まで詰め寄ったが、大事な場面でターンオーバーを重ねてしまい、最後まで追いつくことができず。3点ビハインドで迎えた残り時間5秒には、カリーの同点を狙ったオープンスリーがわずかに外れ、今季最初のホーム黒星を記録することとなった。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
BOS | 21 | 24 | 37 | 27 | 109 |
GSW | 23 | 20 | 36 | 27 | 106 |
大金星をあげたセルティックス(44勝32敗)は、トーマスが22得点/6アシストをマーク。1点差で迎えた第4Q残り8秒には、インバウンズパスからレイアップで大事な1本を決めた。他にはエバン・ターナーが21得点、ジャレッド・サリンジャーが20得点/12リバウンドをあげている。
▼トーマス vs. カリー
敗れたウォリアーズは、カリーがゲームハイの29得点、6アシストを獲得。第3Qには21得点の好パフォーマンスをみせる一方で、序盤からミスが多く、最終的に9ターンオーバーを記録している。
ほかには、グリーンが16得点、9リバウンド、7アシスト、6スティールとオールラウンドな数字をマーク。第4Q終盤に8連続得点をあげる大活躍でクラッチタイムのチームを引っ張ったが、同点もしくは逆転に持ち込むチャンスだった残り時間23秒に痛恨のターンオーバーを喫してしまった。
これで今季成績が68勝8敗となったウォリアーズ。ホーム連勝記録更新は終了したが、シーズン残り6試合(スパーズ×2、グリズリーズ×2、ブレイザーズ、ウルブズ)を5勝1敗以上で勝ち越せば、1995-96ブルズの記録(72勝10敗)を塗り替えることとなる。
ボックススコア:「NBA」