パウ・ガソルが今夏FAでレイカーズ、グリズリーズ、スパーズ、ブルズに関心
ロサンゼルス・レイカーズとの契約が満期に達し、このオフシーズンでFAとなるパウ・ガソル。そのままレイカーズに残留してチーム再建に尽くすのか?それともチャンピョンシップを優先して強豪チームに新天地を求めるつもりか?
今夏FAで注目選手の一人となるガソルは先日、次の契約先に関してスペインの日刊スポーツ紙『マルカ(Marca)』に胸中を語った。
「レイカーズが満足できるオファーを提示してくれることを願っている。だけど僕の現状や将来にとって魅力的でモチベーションを高めてくれるものであれば、どのチームのオファーにもオープンだ」
– パウ・ガソル
ここ数年で何度もトレードの噂に晒されながらも、レイカーズに残りたいという意思を表しているガソル。そうした上で、弟のマーク・ガソルがいる古巣メンフィス・グリズリーズへの移籍も視野に入れている様子。
「僕が以前いたグリズリーズも魅力的だ。弟と一緒にプレーするチャンスだし、チームも強い」
– パウ・ガソル
またインタビューでは、候補としてシカゴ・ブルズやサンアントニオ・スパーズの名前も挙がった。反対に、同じ街の強豪チームであるロサンゼルス・クリッパーズはオプションに入れていないという。
「クリッパーズに移籍するのはとても難しいと思う。彼らはお隣さんだし、僕ら(レイカーズ)と強いライバル関係にある。だからオプションとしてクリッパーズを考えるのは厳しい」
– パウ・ガソル
どのチームが最もガソルにフィットするだろう。忠誠心を貫くならレイカーズ、優勝を狙うならスパーズかブルズといったところか。北京五輪とロンドン五輪の2大会でスペインに銀メダルをもたらしたガソル兄弟がツインタワーで活躍するのも面白そうだ。
▼パウ・ガソル、キャリアトッププレー
今シースンのガソルは怪我に悩まされながらも60試合に出場し、平均17.4得点、9.7リバウンドを記録。最も調子の良かった1月には、20.8得点、11.9リバウンド、1.7ブロックと、トップレベルの数字を平均している。
最近では「落ち目で燃料切れ」などとさんざん言われてきたガソルだが、体調さえ維持できれば、どのチームでも主力メンバーとしてまだまだ活躍できるはず。バスケットボールIQが高くてパスの上手いビッグマンは、今のリーグで非常に貴重だ。
個人的には、スパーズのシステム下でプレーするガソルが見てみたい。
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ソース:「lakersnation.com」