ゴベアとミッチェルのコンビプレイで決勝点、ジャズがルカ復帰のマブス下しシリーズイーブンに
ユタ・ジャズが現地23日、本拠地ビビント・アリーナで行われたダラス・マーベリックスとのファーストラウンドシリーズ第4戦に100-99で辛勝。シリーズを2勝2敗のイーブンに戻した。
ジャズにとってマストウィンだったこの日の第4戦は、ふくらはぎの怪我から復帰したルカ・ドンチッチが第4Q残り39秒にステップバック・スリーを沈め、マブスが4点リードを奪取。この時点で勝敗が決したかに思われたが、そこからジャズは5連続得点をあげて奇跡的な逆転勝利を手にする。
残り40秒を切って2ゴール差の窮地に立たされたジャズは、まずドノバン・ミッチェルがオフェンスリバウンドからカウント・ワンスローの3点プレイに成功し、1点差に接近。対するマブスは、残り時間19.8秒でファウルを稼いで3点差にするチャンスを手にするも、ドワイト・パウエルがフリースローを連続で失敗してしまう。
1点ビハインドのままボールを奪い返したジャズは、ディフェンスリバウンドの後にタイムアウトを使わずに素早く敵陣に攻め込むと、ミッチェルとルディ・ゴベアのオールスターコンビがピック&ロールから逆転決勝点となるアリウープ・ダンクを決めた。
シリーズの流れを変えるような白星を掴んだジャズは、シックスマンのジョーダン・クラークソンが25得点、値千金のアシストを放ったミッチェルが23得点、決勝ダンクを叩き込んだゴベアが15得点/17リバウンドのダブルダブルをマーク。スリー成功率28.6%(35本中10本)と、引き続き外のシュートに苦戦したが、フリースローアテンプト数では42-23でマブスを大きく上回った。
ESPNによると、プレイオフの試合で残り40秒で4点以上トレイルしていたチームが逆転勝利したのは、この日のジャズが2019年のブレイザーズ(ナゲッツとのウェスト準決勝)以来初で、過去10シーズンでは5チーム目だという。
敗れたマブスは、2週間ぶりに戦線復帰したルカ・ドンチッチがゲーム最多の30得点/10リバウンドのダブルダブルで奮闘。マブスとジャズのシリーズ第5戦は、現地4月25日にダラスで行われる。
なお同日のNBAでは、トロント・ラプターズがフィラデルフィア・76ersとの第4戦に勝利してスウィープを回避した他、ボストン・セルティックスがブルックリン・ネッツから3連勝をあげてシリーズ王手。
ウェストでは、7位シードのミネソタ・ティンバーウルブズが2位シードのメンフィス・グリズリーズとのファーストラウンド第4戦を制し、シリーズを2勝2敗とした。
▼ウルブズvsグリズリーズ第4戦
ボックススコア:「NBA」