モリスの逆転決勝スリーでセルティックスがサンダーの連勝ストップ
カイリー・アービングの戦線離脱が続いているボストン・セルティックスが、6連勝中のオクラホマシティ・サンダーからホームで劇的な逆転勝利を飾った。
現地20日にTDガーデンで行われた試合では、第4Q残り16秒の時点でサンダーの5点リードと、絶体絶命の苦境に追いやられていたセルティックスだが、そこからテリー・ロジアーがスリーを決めて2点差まで巻き返すと、サンダーはカーメロ・アンソニーが2本のフリースローに失敗。同点もしくは逆転のチャンスを手にしたセルティックスは、マーカス・モリスがジェイソン・テイタムのキックアウトパスから残り1.2秒で決勝点となるスリーを沈める。
▼コートサイドアングル
ESPNによると、残り時間20秒以下で5点差以上から逆転勝利を収めたのは、この日のセルティックスが今季初だという。ヒーローとなったモリスは試合後、「僕のキャリアで恐らく最も大きなショットだった。同点のショットを決めたことは何度かあるが、逆転決勝ショットは初めてだ」と喜びを語った。
シーズン成績を48勝23敗としたセルティックスは、新人のテイタムがチームハイの23得点/11リバウンド、モリスが21得点をマーク。なお4試合目の欠場となったアービングは、膝の痛みがなかなか引かないようで、専門医からセカンドオピニオンを受ける予定だという。
連勝を6で止められたサンダーは、ラッセル・ウェストブルックが27得点、ポール・ジョージが24得点/13リバウンドをマーク。残り24秒で6点リードを奪い、9割方勝てるはずの試合だったが、そこから4本中3本のフリースローをミスして、セルティックスにチャンスを与えてしまった。
この日の試合で個人的に気になったのは、第3Q序盤にスティーブン・アダムスが見せた奇妙な行動。味方のフリースローでリバウンドに入る際に、隣にいたアル・ホーフォードの肘になぜか頭をこすりつけていた。
まるで猫がマーキングしているかのようだが、動機は完全に謎。単純に頭が痒かったのか、それとも急に誰かに甘えたくなったのか、あるいは野生の血が騒いだのか…?ホーフォードのリアクションが薄すぎるのも気になるところだ。
ボックススコア:「NBA」