NBAがゴール支柱エリアのスペース拡大、ベースラインでの怪我防止に
NBAでは選手がゴール裏のカメラに激突するシーンをたまに見かけるが、来季からはその光景が少し減るかもしれない。
リーグは現地26日、試合中の怪我のリスクを減らすための新コートプランを発表した。エンドライン沿いにずらりと並ぶカメラマンの数を減らして、バスケットゴールの柱周辺エリアに、より広いスペースを確保しようというものだ。
ゴール支柱の両側には「エスケープ・レーン」と呼ばれるオープンスペースが設けられている。柱から左右に3フィートのエリアで、カメラマンやチアリーダーは試合中そこに入ることができない。NBAが公表した情報によると、来季からこのエスケープ・レーンの範囲が左右4フィートにまで広げられる模様。それに伴い、エンドラインで待機できるカメラマンの数も昨季の24人から20人に制限される予定だという。
▼カメラマンに蹴りを入れるロッドマン
8月半ばにチームUSAの練習試合でポール・ジョージが骨折の重傷を負って以来、ベースラインエリアに安全面での改善が必要ではないかとの声がファンたちの間で上がっている。ジョージは柱とフロアの間に斜めから着地してしまい右足を骨折した。
今回の変更はジョージが負傷するずっと前からリーグ関係者の間で議論されてきた課題らしく、今年7月の時点ですでに各チームに計画について知らせていたという。
ちなみに2010-11シーズンは、両サイドのベースラインエリアを合わせて40人のカメラマンがいたそうだ。
Thumbnail by Paul Mayne/Flickr
ソース:「NBA.com」