ルディ・ゴベア 「私の体験が警鐘となり、みんなの危機意識が高まれば…」
現地12日、ユタ・ジャズのルディ・ゴベアが自身のインスタグラムを更新し、現状報告と謝罪のメッセージを投稿した。
ゴベアは、NBAで最初に新型コロナウイルスへの感染が確認された選手。ゴベアの感染発覚から間もなく、リーグは「シーズン中断」のプロトコルを発令した。
「この24時間で心配や応援の声を送ってくれたすべての人たちに感謝したい。検査結果を知ってからというもの、恐怖や不安、後ろめたさをはじめ、さまざまな感情に陥りました」
「まずは、私のせいで危険にさらされたかもしれない人たちに謝罪させてください。自分が感染していたなんて思いもしませんでした。私の行動は軽率であり、言い訳のしようもありません。私の体験談が警告となり、新型コロナウイルスについてみんながもっと真剣に捉えるようになることを願うばかりです。そして今回の経験を活かして、これ以上のウイルス感染拡大を防ぐために、あらゆる角度からサポートしていきたいと思います」
ゴベアが「軽率だった」とするのは、感染が発覚する数日前の記者会見で見せた行動などだろう。
なお同日には、ジャズのチームメイトであるドノバン・ミッチェルも新型コロナウイルスへの感染が確認された。ESPNのAdrian Wojnarowski記者によると、すでにジャズ選手の間では、ゴベアの思慮不足を指摘する不満の声が出ているらしい。
また一連の報道をきっかけに、ネット上でもゴベアに対する厳しい批判が殺到。「ゴベアのせいでシーズンが終わった」といった極端で理不尽な意見も多く見られた。
確かにゴベアが軽率過ぎた部分はあるだろう。Wojnarowski記者が匿名のジャズ選手から得たという情報によると、ゴベアはNBAからの注意勧告があった後も事態を深刻に受け止めず、ロッカールームなどでチームメイトとのスキンシップを止めなかったらしい。
各地から反感を買うのは仕方ないのかもしれないが、だからといって、ゴベア一人だけを悪者扱いするのは間違っている。
Via Instagram