スティーブン・アダムスがグリズリーズと2年の延長契約へ
メンフィス・グリズリーズが現地10月1日、センターのスティーブン・アダムスと複数年の延長契約を結んだことを正式に発表した。
契約の詳細は明かされていないが、ESPNがアダムスのエージェントから得た情報によると、2年/2520万ドルの内容で締結。新たな延長契約は1年後にスタートし、2024-25シーズンいっぱいまでギャランティーとなる。
1年前にヨナス・バランチュナスと交換となる形でペリカンズからグリズリーズに移籍したアダムズは、昨季76試合の出場で6.9得点、キャリアベストの10.0リバウンド、3.4アシストを平均。シーズン通算オフェンスリバウンド数でリーグ最多の349本を記録しつつ、グリズリーズの球団新記録を樹立した。
▼歴代グリズリーズのシーズンORランキング
- スティーブン・アダムス:349本(2021-22)
- ザック・ランドルフ:330本(2009-10)
- ザック・ランドルフ:326本(2010-11)
- ザック・ランドルフ:310本(2012-13)
- ザック・ランドルフ:265本(2013-14)
今年7月で29歳となったアダムスは、今のリーグで重宝されている万能タイプのビッグマンではないが、スクリーンやボックスアウトといった裏方の仕事を堅実かつ的確にこなす理想的なロールプレイヤー。オフコートでのメンターやムードメイカーとしても評価も高い。
そんなアダムスとMLEに近い年俸で2年の延長契約を結べたのは、グリズリーズにとって大勝利だと思う。
今のグリズリーズには、ジャ・モラントやジャレン・ジャクソンJr.、デズモンド・ベインズら有望な若手選手が豊富。なおESPNによれば、アダムスが延長契約を選択した理由の一つは、「このチームで優勝を狙えるから」と感じたからだという。
参考記事:「NBA」