カール・アンソニー・タウンズがウルブズと延長契約へ
ジミー・バトラーのトレード要求により、混乱のままトレーニングキャンプを迎えそうなミネソタ・ティンバーウルブズに朗報だ。
ESPNによると、オールスターのカール・アンソニー・タウンズが現地22日、ウルブズとの延長契約に合意した様子。契約内容は、5年/1億9000万ドルのスーパーマックスだという。
チームからの正式な発表はまだだが、ESPNの報道から間もなく、タウンズ自身もTwitterで「5 More」とつぶやいて契約合意を示唆。さらにInstagramでも、ファンたちに向けたメッセージを投稿していた。
「僕はファン、チームメート、そして球団に約束する。僕をドラフト指名してくれたフリップ・サウンダーズのビジョンをこれからも存続させ、彼が掲げていた優勝の夢に敬意と尊厳を持って取り組んでいくことを。デビュー当時から応援してくれたファンたち、それからティンバーウルブズファンのみんなに捧げたい。僕を信じてくれてありがとう」
– カール・アンソニー・タウンズ
昨季のタウンズは、デビューから3年連続となるシーズン全試合出場を達成し、21.3得点、12.3リバウンドを平均。バトラーの加入により、ボールタッチの回数が大きく減ったが、スリー成功率42.1%とセンターポジションとしては驚異的なシュート力を見せ(FG54.5%、FT85.8%)、キャリア初のオールスターとオールNBAサードチームに選出された。
ただ万能なオフェンス力とは反対に、タウンズは守備面でほとんど成長が見られなかった。昨季もヘルプやリバウンドでミスが目立ち、むしろルーキーの頃よりも悪くなっているとさえ思えるほどだ。どうもブロックに飛びついてしまう癖があるのか、ボールを叩き落とすには遅すぎるタイミングでジャンプし、ディフェンスリバウンドが疎かになってしまう場面が多々ある。
オールラウンドな面で見ると、ジョエル・エンビードに若手No1センターの座を奪われてしまった印象だが、まだ22歳と若く、ポテンシャルの高さはエンビードにも負けていないので、今後は本格的なフランチャイズエースとしてどんな躍進を遂げるのか、とても楽しみだ。
なお、「The Athletic」のShams Charania記者によると、ウルブズはジミー・バトラーにディアデー欠席の許可を与えたとのこと。またESPNによれば、ウルブズではバトラーのトレードについて、フロントオフィスとオーナーとの間で意見が割れているらしい。
参考記事:「ESPN」