【NBAファイナル2022】ウォリアーズが後半を圧倒して第2戦に快勝、シリーズ1勝1敗へ
NBAでは現地6月5日、ゴールデンステイト・ウォリアーズとボストン・セルティックスがサンフランシスコのチェイス・センターで2022ファイナル第2戦を対戦。第3Qをダブルスコアで圧倒したウォリアーズが107-88でセルティックスを撃破し、シリーズを1勝1敗のイーブンに持ち込んだ。
無敵の第3Qウォリアーズ
第2戦でのウォリアーズは、1ゴール差で迎えた第3クォーターにチートコードが発動。ピリオドを35-14でアウトスコアして主導権を握る。
試合は第3Q残り4分30秒の時点で6点差の僅差だったが、そこからウォリアーズが攻守で完全にゲームを支配。16-2のランで一気に点差を広げると、ピリオド最後のポゼッションではジョーダン・プールがハーフコートからブザービーターを沈め、23点差で第3Qをクローズした。
▼雪崩のごとき波状攻撃
ファイナル第1戦では、二桁リードで迎えた終盤に総崩れしてしまい敗北を喫したウォリアーズだが、この日の第2戦では6連続得点で第4Qをスタートして勢いを維持。エースのステフィン・カリーをベンチに温存したまま余裕の勝利を収めた。
シリーズをタイに持ち込んだウォリアーズは、カリーが32分の出場で29得点を記録。2試合連続でゲーム最多得点をマークと、キャリア初のファイナルMVPにまた一歩近づいた。
試合後、ウォリアーズのスティーブ・カーHCはカリーのパフォーマンスについて「第3Qでのステフは驚異的だった。ショットメイキングだけでなく守備におけるエフォートも素晴らしかった。彼のコンディショニングやフィジカルプレー、ディフェンスはもっと評価されるべきだ」と大絶賛している。
ペイトン復帰
カリーの他には、ジョーダン・プールが17得点、ケボン・ルーニーが12得点、ドレイモンド・グリーンが9得点/7アシストで勝利に貢献。クレイ・トンプソンは19本中4本成功(スリー8本中1本)の11得点と、第1戦に続き精彩を欠いていた。
また第2戦では、ウェスト準決勝第3戦で左ひじ骨折の怪我を負って戦線離脱していたゲイリー・ペイトン2世が1カ月ぶりに復帰。初戦からいつも通りディフェンスで存在感を発揮し、25分の出場でFG3本中3本成功の7得点/3アシストをマークしている。
敗れたセルティックスは、ジェイソン・テイタムが28得点、ジェイレン・ブラウンが17得点、デリック・ホワイトがベンチから12得点をマーク。二桁得点をあげたのは3選手のみ。後半はウォリアーズのディフェンスに苦戦して、第3Q残り4分30秒から第4Q残り10分にかけての6分半に1本もフィールドゴールを決められず、オフェンスが大失速してしまった。
▼ウォリアーズD
2022NBAファイナル第3戦は、現地6月8日にボストンで行われる。
ボックススコア:「NBA」