【CLE-DET第1戦】ビッグスリーが81得点、終盤の接戦を制したキャブスがシリーズ1勝0敗
現地17日にクイッケン・ローンズ・アリーナで行われたクリーブランド・キャバリアーズ対デトロイト・ピストンズの第1ラウンドシリーズ第1戦は、正念場での攻防を制したキャブスが106-101で辛勝。FG成功率50%以上の素晴らしいシューティングパフォーマンスを披露したピストンズを退け、シリーズを1勝0敗とした。
最初から最後まで点差が一桁台の大接戦となったこの日の試合は、ピストンズの7点リードで迎えた第4Q序盤から、キャブスがケビン・ラブをセンターに置くオフェンス重視のスモールラインアップでカムバックを展開。残り時間6分からのクラッチタイムでは、ラブとカイリー・アービングのピック&ロールを攻撃の軸にしてピストンズをアウトスコアし、プレーオフ初戦を逆転勝利で飾った。
▼見事なボールムーブメントからオープンスリー
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
DET | 25 | 33 | 20 | 23 | 101 |
CLE | 27 | 26 | 23 | 30 | 106 |
キャブスは、レブロン・ジェイムス、アービング、ラブのビッグスリーが合計81得点、24リバウンド、18アシストの大活躍。アービングがゲームハイの31得点、ラブが28得点/13リバウンド、レブロンが22得点/11アシストをそれぞれマークしてチームを牽引した。
▼ケビン・ラブ、ダブルダブル
一方で、ロスターの大部分にとって初のプレーオフ出場となった若きピストンズは、経験不足を物ともせずに序盤から昨季イースト王者を相手に大善戦。ケンテイビアス・コールドウェル・ポープが21得点、マーカス・モリスが20得点、レジー・ジャクソンが17得点/7アシスト、アンドレ・ドラモンドが13得点/11リバウンドを記録した。チーム全体では3P成功率51.7%(29本中15本)と、高確率でアウトサイドショットを沈めている。
▼ピストンズ、第1戦ショットチャート
▼KCP
またピストンズは、ルーキーのスタンリー・ジョンソンが16分の出場で9得点、8リバウンドと活躍。さらにディフェンス面でも、レブロン相手にフィジカルな好守備をみせた。
スタン・バン・ガンディHCは試合後、「スタンリーがとても素晴らしいプレーをしていたので、終盤に起用しようかとも考えた」と19歳新人のパフォーマンスを高く評価。ジョンソンにとっては、2003年プレーオフ(マジックvsピストンズ)で当時の得点王トレイシー・マグレディを苦しめたルーキー時代のテイショーン・プリンスのように大舞台でステップアップするチャンスだ。
キャブスとピストンズのシリーズ第2戦は、現地20日に再びクリーブランドで行われる。
ボックススコア:「NBA」