スパーズが2014年ファイナル進出!!!ヒートとのリマッチ決定!!!!
サンアントニオ・スパーズのシリーズ3勝2敗リードで迎えた31日のウェスタンカンファレンス・ファイナル第6戦。心臓発作レベルのOTに渡る死闘の末、スパーズがオクラホマ・サンダーに勝利し、球団史上初となる2年連続でのNBAファイナル進出を決めた。
試合は前半終了時点でサンダーが49対42の7点リード。さらにトニー・パーカーが怪我でゲームを抜けたため大ピンチに陥ったスパーズだったが、後半開始早々から猛反撃を展開する。
持ち前の巧みなボール回しでパーカーが抜けた穴を埋め、インサイドとアウトサイドの両方から得点を重ねると、後半開始から5分で逆転に成功。第3Q終了間際にはダニー・グリーンが4点プレーを成功させ、試合は一転、スパーズの10点リードでラスト12分に突入した。
▼このパス回し!!
いよいよ崖っぷちに立たされたサンダーだが、やられっぱなしでは終わらない。デュラントとウェストブルックがドライブで果敢にインサイドを攻めながら点差を縮めていき、最大12点のビハインドから残り時間30秒でついに逆転に成功。その後すぐにリードを奪い返されたが、残り9秒でウェストブルックが2本のフリースローを沈めて再び同点にし、勝敗の行方は延長戦に持ちこされることとなった。
▼第4Qのラストショット
OTにスパーズを牽引したのは大ベテランのティム・ダンカンだった。サンダーのセルジ・イバカ相手にポストアップアイソレーションで真っ向勝負を仕掛け、延長5分で7得点を獲得。OT残り19秒にはリードを3点に広げるフェイダウェイショットを沈め、チームを勝利に導いた。
▼ダンカンのポストアップ
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | OT | ||
SA | 20 | 22 | 37 | 22 | 11 | 112 |
OKC | 23 | 26 | 20 | 32 | 6 | 107 |
▼第6戦ハイライト
スパーズは、ベンチ出場ながら36分プレーしたボリス・ディアウがチームハイの26得点を記録。ダンカンは19得点/15リバウンド、クワイ・レナードは17得点、11リバウンドで、それぞれダブルダブルをマークした。
一方のサンダーは、ケビン・デュラントが31得点、ラッセル・ウェストブルックが34得点を獲得。さらにレジー・ジャクソンが21得点、イバカが16得点と、大活躍をみせたスタメンの4人だが、その他からのヘルプがまったく得られず。ベンチ得点は、スパーズの51点に対して、サンダーはたったの5点に終わった。
第6戦ベンチプレーヤーの差 | ||
スパーズ | サンダー | |
得点 | 51 | 5 |
フィールドゴール | 15/35 | 2/8 |
フリースロー | 16/23 | 0/0 |
スティール | 8 | 2 |
これでウェスタンカンファレンス2連覇を達成し、再びファイナルでマイアミ・ヒートと衝突することとなったスパーズ。昨年と違って、今年はホームコートアドバンテージを持っている。ダンカンは試合後のインタビューでリベンジにかける意気込みを語った:
「また相手がヒートで嬉しい。まだ俺たちの口には去年の苦い味が残っている」
– ティム・ダンカン
ファイナル第1戦が行われるのは現地6月5日。両者ともに十分な休養を経てからのティップオフとなる。2年連続で同じチームがファイナルで対戦するのは、1997,98年のシカゴ・ブルズ対ユタ・ジャズ以来だ。
ファイナルの試合日程は以下の通り:
スパーズ vs ヒート | ||
日程(現地) | ホームコート | |
第1戦 | 6/5 | サンアントニオ |
第2戦 | 6/8 | サンアントニオ |
第3戦 | 6/10 | マイアミ |
第4戦 | 6/12 | マイアミ |
第5戦※ | 6/15 | サンアントニオ |
第6戦※ | 6/17 | マイアミ |
第7戦※ | 6/20 | サンアントニオ |
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