ステフィン・カリーが残り3秒で決勝スリー
足首の捻挫から復帰して以降のステフィン・カリーが絶好調だ。
12月30日のグリズリーズ戦で38得点の好パフォーマンスを見せたカリーは、3日間の休息を挟んで臨んだ現地1月3日のダラス・マーベリックス戦でゲーム最多の32得点、8アシストをマーク。同点で迎えた第4Q残り3秒には、ダーク・ノビツキーの上から決勝点となるスリーポイントショットを沈めた。
https://twitter.com/warriors/status/948767729711906816
この日の試合は、ウォリアーズが大部分で主導権を握り、第4Q残り2分30秒で10点リードを奪うも、そこからターンオーバーなどレイジーなプレイを連発。マブスはその隙に10-0のランで一気に巻き返し、残り時間39秒にハリソン・バーンズのミドルレンジショットで同点に持ち込んだ。
https://twitter.com/dallasmavs/status/948763990997512193
わずか2分で二桁点差を帳消しにされたウォリアーズは、タイムアウト明けのインバウンズプレイで得意の「サイクロン」をエクスキュート。マブスはセットプレイを先読みし、バックスクリーンに対して迅速にスイッチすることでウォリアーズの十八番を阻止したが、その直後にクレイ・トンプソンがバックドア・カットから難しいレイアップをねじ込み、ウォリアーズがすぐにリードを奪い返す。
その後、バーンズがスピンムーブからレイアップを決めて残り12秒で再び同点にするも、カリーの決勝スリーにより、ウォリアーズが接戦をものにしたわけだが、最後のポゼッションでマブス守備の穴であるノビツキーをベンチに逃がさないようにするため、あえてタイムアウトを取らなかったスティーブ・カーHCの采配は見事。そして瞬時にどこを攻めるべきかを理解し、素早くピック&ロールからノビツキーをアタックしたカリーとドレイモンド・グリーンもさすがだ。
セルティックスに次いで今季2番目で30勝(8敗)に到達したウォリアーズは、カリーの他に、クレイ・トンプソンとケビン・デュラントがそれぞれ25得点を獲得。さらにグリーンが18得点、11リバウンド、6アシストと、ビッグ4がいつものようにチームを引っ張った。
今季のカリーはショットの調子がやや悪く、負傷離脱する前の23試合では3P成功率でキャリアワーストとなる38.1%を記録していたが、復帰後の2試合で26本中16本を沈め、現在は40.6%まで上げている。
▼カリーは4年前にもマブスホームで決勝スリー
王者相手に大善戦したマブス(13勝26敗)は、ウェスリー・マシューズが7本のスリー成功から22得点、バーンズが18得点、新人のデニス・スミスJr.が14得点/8アシストをあげている。
ボックススコア:「NBA」