CJ・マッカラムがブレイザーズと3年の延長契約
ブレイザーズはこれからも長期にわたり“Dame & CJ”のバックコートコンビをコアに置いてNBA制覇を目指す。
ポートランド・トレイルブレイザーズは現地7月30日、ガードのCJ・マッカラムと3年の延長契約を結んだことを発表。契約内容はチームから明かされていないが、ESPNによると3年で総額1億ドルだという。
ブレイザーズのニール・オルシェイGMは今回の契約成立について、「CJはフランチャイズの礎であり、我々の将来にとって欠かせない存在。この度の契約は、CJとブレイザーズ、そしてポートランドの街がお互いに持つ強いコミットメントを表すものだ」とコメント。マッカラムは「このチームであと5年間を過ごせるのが楽しみだ」と高額での延長契約を喜んだ。
マッカラムは2016年にブレイザーズと結んだ契約が2年残っているため、新契約がスタートするのは2021-22シーズンから。今後5シーズンのサラリー総額で約1億5700万ドルを手にする。
今夏のブレイザーズは、マッカラムよりも先に相棒のデイミアン・リラードと4年の延長契約を成立。昨季にオールNBAチーム入りしたリラードの契約内容は4年/1億9600万ドルのスーパーマックスで、新契約はマッカラムと同じ2021年からスタートする。契約最終年となる2024-25シーズンの年俸(プレイヤーオプション)は5425万ドルになる見込みだ。
昨季のマッカラムは70試合の出場で21.0得点、4.0リバウンド、3.0アシストを平均。プレイオフでは平均24.7得点と数字を伸ばし、ブレイザーズにとって19年ぶりとなるカンファレンスファイナル進出に大貢献した。
▼マッカラムの2018-19ハイライト
今オフのブレイザーズはサポーティングキャスト陣が大きく動いた:
- 加入:
ハッサン・ホワイトサイド(トレード)、ケント・ベイズモア(トレード)、マリオ・ヘゾニャ(FA)、アンソニー・トレバー(FA)、パウ・ガソル(FA) - 退団:
マリース・ハークレス(トレード)、メイヤーズ・レナード(トレード)、エバン・ターナー(トレード)、アル・ファルーク・アミヌ(FA)、セス・カリー(FA)、エネス・カンター(FA)
上を目指すならロスター改革(マッカラムのトレードを含む)が必要などと言われることもあったブレイザーズだが、昨季はウェスト3位となる53勝29敗の好成績を記録。レギュラーシーズン終盤で先発センターのユスフ・ヌルキッチを怪我で失うも、プレイオフではサンダーとナゲッツを下しカンファレンス決勝進出を果たした。ウェストファイナルではウォリアーズにスウィープされることとなったが、総合的に期待以上の好シーズンだったといえるだろう。
今オフの動きで戦力が強化されたかどうかは微妙なところだが(特にPFポジションが手薄になった印象)、センターポジションはホワイトサイドとガソルの獲得により、ヌルキッチが完全復活するまでの時間稼ぎができる。
また昨季レギュラーシーズン最終戦で37得点を記録し、今夏サマーリーグでも活躍した2年目コンボガードのアンファニー・サイモンズがどれだけ成長できるかにも注目だ。
参考記事:「NBA」